茹でているだけなのに「焼きそば」だと言い切る「カップ焼そば問題」を紐解いたら、もっと面白いことに気付いた
どうも、ウクモリ ヒロオです。
昨日のお昼ご飯は会社の外に出るのが億劫になり、買い置きしておいたカップ焼きそばを食べました。最近は胃袋が小さくなったのか、これだけでも充分お腹いっぱいになります。むしろ、夕方までお腹が空くことがないので、間食もしません。便利な体質になったものです(笑)
ところで、「カップ焼そば」を最初に「焼そば」だと言い切った人って凄いな思いました。なにせ、一切焼かずに食べるので(笑)
Wikipediaで調べてみたところ、1974年に恵比寿産業という会社が「エビスカップ焼そば」を発売。それからの2年間は、類似品が乱立。面白いことに、まるか食品の「ペヤングソースやきそば」は翌年、現在売り上げトップの日清食品「日清焼そばU.F.O.」は2年後と、かなり後追いで発売されています。
何故、焼かないのに「焼そば」と名乗るのか・・・。それは、先行して発売されていた「インスタント焼そば」、つまり袋入りインスタント焼そばの存在が関係していることが分かりました。世界で初めてインスタント焼そばが発売されたのは、1963年のこと。日清食品が「日清焼そば」を発売し、4年間で5億食を販売。
インスタント麺をフライパンで焼きながら
今でも発売されている袋入り焼そばは、一度茹でて麺を戻すプロセスが入るものの、確かに最後は焼いていました。歴史的に見れば、焼く工程が省かれたとはいえ、同じような風味がするカップ麺を「焼きそば風」ではなく、「焼そば」だと言い切ってしまっても、特に問題は無かったんだと思います。言い切ったからこそ、「カプ焼そば」という言葉が市民権を得た訳ですから、今や焼く焼かないは論点にはなりません。
ただ、今回調べてみて分かったのは、そんな環境の中、インスタント焼そばの生みの親である日清食品が最後発だというのは、何か興味深いです。世界初を狙うよりは、ソースにこだわったのかな・・・と。
あと、このnoteを書いていて面白いなぁと思ったのは、これまで発売されたカップ焼そばの名前で、「焼きそば」と銘打ったものがないこと。なぜか、「やきそば」もしくは「焼そば」で統一されています。その一方、Wikipediaで検索する際は「カップ焼きそば」で表記されています。もしかしたら、カップ焼きそばに関する商標登録上の問題があるのかな・・・と。ただ、発売当初からなぜか「焼きそば」を避ける風潮があることから、そうでない可能性も考えられます。誰か、この問題の答えを知っている人っていませんか?
いずれにせよ、なんとなく冒頭の問題は解決したので、まずは良かったなと。ちなみに私は、どちらかといえばソースが好みなので「日清焼そばU.F.O.」が好きです。私の周りでは意外とペヤング派が多いのですが・・・実勢はどうなんだろうと思ったら、現在はU.F.O.がかなり長い期間トップシェアを誇っているそうです。
面白い。
こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!