Day 23 教師28年目の個人的な仕事のコツ
3つぐらい考えてみます。
成果物を明確にする
仕事というのは、何らかの成果物をお客さんに提示して納得していただくことです。問題は成果物です。
報連相(ほうれんそう)にも通じますが、最初にそれを明確にしておく必要があります。物販などリアルな商品があれば分かりやすいのですが、教員はそういったものがありません。「教育」という形のないものを提供しています。
今年3月に「学校のホームページを作って欲しい」と頼まれました。
その場合、具体的な期限と到達点を先に明確にしておかないと、
後から(イマイチだな)(なんか違うな)と言われかねません。
本当は教員の片手間にできるようなものではないと思いますが。
「自習」していたおかげで対応できました。
私は「〇〇高校のHPみたいな最低限の必須情報が見られるものでよろしいですか」と確認してから、作業に入りました。暗に(複雑なことはできませんよ)ということです。
私は英語の先生なので、商品は「英語」です。
または、英語を身につけた先にある「経験」でしょうか。
自由に英語を操り、外国人と話ができて、旅行先でも困らない経験。
なかなか良い商品ですが、かなりの努力が必要な商品です。
私の教えている生徒は、英語が苦手なほうなので、到達目標を「英検3級程度」に定めて、語彙や文法を調整しています。食べやすい大きさに小さくするイメージです。もっとやりたい生徒には、「サイドメニュー」を用意します。
マルチタスクをしない
仕事も勉強もそうですが、結局マルチタスクをすると時間をロスしてます。
同時に処理するというやつですね。
私にとっては、マルチタスクが機能するのはお料理ぐらいで
それでもレンチンしながら、何かを炒めるとかその程度です。
大したことはないですね。
教員の仕事にはそう大きなものはありません。
日々の授業がメインで
その合間に様々な分掌・部活・局報告をやっています。
細かい仕事が多いです。(教員のお仕事についてはDay 2で書きました)
大事なのはそれぞれのタスクにどれくらいの時間をかけ
どのくらいの質でアウトプットするのか
おおよその目安をつけてから取り掛かることです。
そうすれば、必要以上に凝ったりして趣味に走ることを避けられます。
あとは一つ一つ順番にやっつけていくだけです。
特に雑務は楽しくゲーム的にやっています。
結果を急がない
若い時には、結果を急ぎたいと思います。
それは当然です。
大学を卒業したら、こうなりたい。
20代のうちに、これを身につけたい。
入社3年以内に、こうなっていたい。
若いうちは突っ走っていいと思います。
35歳を過ぎると突っ走れなくなってきます。
それとは逆に成果は求められていくのに。
走れないのに、ゴールしろとは。
キツイですね。
私は心と体のコンディションを整えて
結果を急がず
一歩一歩進むことを意識しています。
yoasobiの ikura さんも同じことを言っていました。
ボカロではなく生身の人間が
あの難曲を歌いこなすための努力は凄まじいです。
「ショーシャンクの空に」のアンディのように
コツコツと。
希望を忘れずに。
まとめ
成果物を明確に
マルチタスクをしない
結果を急がない
亀みたいな戦略ですが
私はそうするしかないので
そうしています。
また明日