Day 19 「聞いてくれないなら、○ぬ」は脅迫です
賛成できない常識とは
また難しいお題が出ました。
「こんなの常識でしょ」と言われたり示されたりして
腹が立ったことを考えてみます。
学校にはいつ電話しても対応してもらえる
昭和の学校はそうでした。
いわゆる「てっぺん」まで仕事をしてましたから。
最近になって教員の働き方改革がやっと始まるようになり
一般社会的におかしいことを一つ一つ改善するようになっています。
電話対応もその一つです。
しかし、いまだに勤務時間を過ぎて電話をかけてきて
「電話をしたのに、繋がらなかった」と文句を言う保護者がいます。
社会常識として、営業時間外に外部からの電話は取りません。
海外の学校など全員帰宅しています。
勤務時間が終わって、帰宅して何が悪いのでしょう。
残業代は1円も出ないのですよ。
「うちの店でオタクの学校の生徒が騒いでいるのでどうにかしてほしい」
なぜ?
どんなお客を迎え入れるかは、あなたの仕事ではないですか?
しかも、このお店は誰もが知るファーストフード・チェーン店です。
高級フレンチ・レストランじゃないんです。
お店に迎え入れておいて、
ハンバーガーや飲み物も売っておいて
(うるさいから、出ていけ)と言うなら
お店のドアに「高校生お断り!」と書いておけばよいと思うのです。
あなたの商売はあなたがやりたいようにやってください。
お客の管理は学校の仕事ではありません。
飲みの席でならタバコを吸っていい
なぜそう思うのでしょう?
いつも家庭では、子供や妻への健康を考えてベランダで蛍族となっているあなた。
お酒が入った瞬間に「ちょっと失礼」
…じゃないんですよ。
健康への悪影響は全く同じですし
お酒の力を借りて、普段できないことをしようとするメンタルって
…どうなんでしょうか。
特にある教科の先生に多いですよ。
タバコは百害あって一利なしと説明している教科の先生。
教科書通りに生きる必要はないのですが
真逆すぎて
普段いい人なのに、と思ってしまいます。
先生に「○にたい」って言ったのに真剣に聞いてくれない
なんだか調子が悪くて近所の内科にかかったところ
「うちではちょっと扱えない病気の可能性があるので、大きな病院紹介しますね」
ということはあると思います。
担任の先生に深刻な相談をしても
それは解決の糸口がない場合が多いです。
その場合は、専門家へつなぎます。
それは生徒の安全を考えてのことです。
小児科で癌の相談をされても対応できないのと一緒です。
教員は万能ではありません。
(そんなこと思ってない)
ではなぜ万能でもない教員にそれを求めるのでしょうか。
根拠のない思い込みを基に他人を蔑むのは、構造的にいじめと同じです。
(聞いてくれないなら、○ぬ)
それはもう脅迫です。
他人の代わりに自分を傷つけることを条件に
自分の思い通りにしようとしている。
刃の方向が違うだけです。
自分の専門性を過信することなく
様々な専門家と連携して、子供の幸せを考えられることこそ
大切な教員の資質だと思います。
まとめ
気づけば、賛成できない常識ではなくて
ほぼ困りごとへの私の主張となってしまいました。
しかし、言っている本人は「常識」だと思っているんですね。
私も私なりの「常識」を生きています。
正解はないのですが、お互いに思いやりを。
また明日。