実戦次の一手 UKT(四段)は間違える(2024/10/12 出題)
将棋ウォーズの棋神クイズをぺたぺたするだけ。
要するに実戦次の一手、そして同時に四段()のポカがさらされる…
3連休はずっとウォーズやっててnote更新してなかった
めっちゃ負け越して三段間近まで来てしまった
第一問
問題
今局面を見返しての形勢判断
相振りの中盤戦。攻めているが、うまい手がないと駒損が響いて不利になりそう。
+ いいところ
・7四に拠点を作れている
・駒をたくさん渡しても自玉にすぐの詰みはなさそう
ー 困っていること
・金と桂銀の交換でやや駒損
・攻めが細い
・自玉が堅くないので、こちらの攻めが止まってしまい反撃されるとすぐに寄ってしまいそう
片方は最善手で、片方は実戦の着手(疑問手)
ここではどのように指すのがよいでしょうか
失敗・最善手
実戦は▲7八飛で失敗(-173)
実戦の思考・悪い理由
実戦は攻めに飛車を使う構想で一つ寄った。
しかし相手の△6二銀がぴったりで、5三へ逃げる道を作りつつ7三に利きを足されるとこちらの攻めが難しくなってしまった。また、飛車を寄った影響で相手からは△6六角や△6九銀といった攻め筋が発生しており指し手が難しくなってしまった。
最善手は▲7三金(+822)
正しい着手・方針
▲7三金から9手一組の好手があった。以下△同桂▲同歩成△同玉▲7五桂△7四玉▲7三角成△同玉▲6三金で王手飛車がかかる。角金を渡すが、自玉が一瞬は安全なのでこの攻め合いはこちらが押し切れそう。
反省・学び
気づかないと指せない手だが、相手玉が玉飛接近で危険な形なので何か手がありそうという感覚を持てるようにしたい。
第二問
問題
今局面を見返しての形勢判断
対ゴキ中一直線穴熊の中盤戦。桂得なうえ玉形が大差で優勢か。ただ、こちらから攻めの手がかりがほぼないので優勢を意識しずらいかもしれない。
+ いいところ
・駒得している(桂得)
・穴熊が堅い
ー 困っていること
・8六と6六に拠点を作られている
・攻めの起点がない
片方は最善手で、片方は実戦の着手(疑問手)
ここではどのように指すのがよいでしょうか
失敗・最善手
実戦は▲7九桂で失敗(-98)
実戦の思考・悪い理由
実戦は▲7九桂。8六と6六の拠点が気持ち悪かったので6七への利きを足した。
たださすがに過剰で、以下△6五銀から相手の攻めが続く。受けきれればいいが、どこかで△7六歩などがあるので受けきれてなかったか。
最善手は▲7四歩(+864)
正しい着手・方針
最善は▲7四歩。自玉はこれ以上手を入れても堅くならないので攻め味を見せるのがよかった。この手の狙いは、次の▲7三歩成やのちの▲8四角の時に角成ができる手を見せている。
反省・学び
穴熊で優勢なら、今以上に固めるよりも攻めを考えたほうがよいか。
第三問
問題
今局面を見返しての形勢判断
対抗系の終盤。盤上に駒が少なく、相手玉が広いので正しい形勢判断には読みの力がかなりいりそう。相手玉に詰めろがかかるなら優勢、かからないなら劣勢か。
+ いいところ
・自玉がゼット
・持ち駒がいっぱいある
ー 困っていること
・相手玉が広い上、銀が一枚しかないので相手玉に詰めろがかかるかわかりにくい
・3九成桂を許すとさすがに自玉が受からない
片方は最善手で、片方は実戦の着手(疑問手)
ここではどのように指すのがよいでしょうか
失敗・最善手
実戦は▲3八金で失敗(+78)
実戦の思考・悪い理由
▲5二角成の場合の詰みが読み切れず、また角成に△4二金と受けられてもわからなかったので、攻めをあきらめ受けに回った。
評価値は互角で、相手の攻めを受けきれるかどうかの勝負。
最善手は▲5二角成(+1124)
正しい着手・方針
▲5二角成が詰めろだった模様。改めて読んでみると、▲4一銀△3三玉▲3二飛△同銀▲同銀成△同玉▲4二飛△3三玉▲4三飛成△2二玉▲3二金△1二玉▲2二金打△1三玉▲2三金△同玉▲3四龍以下の詰めろになっているか?
懸念していた△4二金は▲同馬で食らいついていけるか。
△2二玉は一番厄介な手だが、食らいついていける模様。
反省・学び
長手数とはいえ、詰めろが読み切れなかったことが原因で将棋が長引いてしまった。互角なので読み切れない場合の粘り方としては悪くなかったと思うが、寄せの感覚を磨かないといけないと思った。
久しぶりの投稿。
ほぼ誰も見てないけど。