見出し画像

実戦次の一手 UKT(四段)は間違える(2024/10/17 出題分)

将棋ウォーズの棋神クイズをぺたぺたするだけ。
要するに実戦次の一手、そして同時に四段()のポカがさらされる…

調子が悪い時に指さないように意識するだけで勝率戻ってきた


第一問

問題

第一問

今局面を見返しての形勢判断

対抗系の終盤。駒をたくさん持っているのでうまく指せば勝てそう。
自玉が詰むかどうか

+ いいところ
 ・持ち駒が豊富

ー 困っていること
 ・自玉がかなり危ない
 ・相手玉が詰むかは怪しい

片方は最善手で、片方は実戦の着手(疑問手)
ここではどのように指すのがよいでしょうか

失敗・最善手

実戦は▲4五桂で負け(-負け)

第一問 負け

実戦の思考・悪い理由

自玉が詰まないと思い桂を打って詰めろ風の手をかけた。
しかし△3九角成からの詰みがあって負け。

最善手は▲1二銀(+593)

第一問 最善手

正しい着手・方針

▲1二銀という手があった模様。おそらく連続王手で飛車か香車を抜いて自玉を安全にする手と思われる。

水匠5先生にもご協力いただいたところ、連続王手で自玉を安全にする意図であっているらしい。以下①△同玉▲1三金以下長手数の詰み。②△2二玉には▲1一角で飛車を抜く。③△3一玉には▲1三角から香を抜く。④△3二玉には▲2一角~▲3二金で飛車を抜く。
自玉の詰みがなくなれば一手勝ちだった模様。また厳密には、▲1二銀より▲1二金のほうが評価値が高かった。

反省・学び
まずは自玉の詰みに気づく。


第二問

問題

第二問

今局面を見返しての形勢判断

対抗系の中盤。相手は天守閣美濃だが、相手の角銀桂の位置が少し変。銀が窮屈そうに見えるのでうまく咎めたい。

+ いいところ
 ・相手の駒の配置が悪そう
 ・こちらの駒組に不満はない

ー 困っていること
 ・飛車が窮屈
 ・左の銀が浮いていて少し気持ち悪い

片方は最善手で、片方は実戦の着手(疑問手)
ここではどのように指すのがよいでしょうか

失敗・最善手

実戦は▲5六銀で互角(-38)

第二問 失敗

実戦の思考・悪い理由

▲4五歩とする前に力をためたつもりが微妙だった。△7二飛と根元の角を狙われたり、△5五銀や△5五歩で交換する手を与えてしまった。形勢は互角だが、相手の不自然な点を咎めることができなかった。

最善手は▲4五歩(+582)

第二問 最善手

正しい着手・方針

いきなり▲4五歩が正解。①△同銀や△同桂は▲同桂が激痛。7七の角も連動してかなり厳しい手になっている。②△5五銀とかわす手には▲5六歩が銀ばさみの形。△7五角という反撃があるのでタダでとれるわけではないが、駒が捌けて振り飛車成功。

反省・学び
力をためている間に攻めの根元の駒を狙われては元も子もない。チャンスがあるうちに攻めるようにする。


第三問

問題

第三問

今局面を見返しての形勢判断

相振りの終盤戦。こちらが一方的に攻めているのでうまく指せば勝ちきれそう。ただ、相手の持ち駒にカナ駒が多いので、攻め間違えると囲いを再構築されて面倒なことになりそう。

+ いいところ
 ・自玉が安全
 ・こちらが一方的に攻めている

ー 困っていること
 ・相手がカナ駒をたくさん持っている
 ・こちらの盤上の駒が少ないので下手な攻めは切れてしまいそう

片方は最善手で、片方は実戦の着手(疑問手)
ここではどのように指すのがよいでしょうか

失敗・最善手

実戦は▲6二銀成(+390)

第三問 疑問手

実戦の思考・悪い理由

実戦は銀を取った。以下△同玉で形勢自体は悪くないがこちらの攻めが切れ模様。▲5一銀から龍は作れそうだが、カナ駒を大量に打ち付けられるとこちらが有利ながら長い将棋になってしまう。

最善手は▲8二飛(+986)

第三問 最善手

正しい着手・方針

取れる銀を取らず▲8二飛が好手。①△7二銀には▲5二銀成という手がありそう。先に飛車を打った効果でこの手が生まれている。②△5三銀には▲同角成でほぼ必死。③△5三歩には▲8一飛成がある。やや駒損だが、一間龍の形が作れて攻めが切れない形になる。

反省・学び
攻め駒が少ない時は盤上の駒が増える手がないか探すようにする。


自玉の詰み見逃しが多い気がする。楽観しないようにしたい。

#将棋   #次の一手 #棋神クイズ

いいなと思ったら応援しよう!