実戦次の一手 UKT(四段)は間違える(2024/10/18 出題分)
将棋ウォーズの棋神クイズをぺたぺたするだけ。
要するに実戦次の一手、そして同時に四段()のポカがさらされる…
季節遅れの夏休み。
休み取るの下手すぎて毎年数日消滅しちゃう。
第一問
問題
今局面を見返しての形勢判断
相振りの終盤。寄せ方を間違えてグダグダになってしまった。だいたい負けだろうが、まだチャンスがあるかどうか
+ いいところ
・相手玉が狭い?
ー 困っていること
・自玉がかなり危ない
・相手玉に即詰みはなさそう
片方は最善手で、片方は実戦の着手(疑問手)
ここではどのように指すのがよいでしょうか
失敗・最善手
実戦は▲2六歩で負け(負け)
実戦の思考・悪い理由
角が利いているでこれが詰めろかどうかも怪しい。
また、2七に空間ができたので△2七金から即詰みが生まれてしまった。
最善手は▲4三龍(+405)
正しい着手・方針
▲4三龍が最善だったか。次に▲3四金からの詰めろになっている。
3四に利きを足す手は▲4五龍がある。△3三桂が好手で、銀にひもを付けつつ龍の横利きを止めて難しい将棋。
反省・学び
ミスをした時でも対局中は後悔しない。今の局面の最善を考える。
第二問
問題
今局面を見返しての形勢判断
相振りの終盤。相手の穴熊をほぼ破壊できているうえ、駒得で優勢。最後の一押しをどうするか。
+ いいところ
・相手の持ち駒にカナ駒がない
・相手の穴熊を崩せている。
ー 困っていること
・3六から桂と歩で攻められると意外とうるさそう
・穴熊が崩れているとはいえ、王手をかけるまではまだ時間がかかりそう
片方は最善手で、片方は実戦の着手(疑問手)
ここではどのように指すのがよいでしょうか
失敗・最善手
実戦は▲5四飛で互角(+120)
実戦の思考・悪い理由
実戦は飛車で銀を取った。以下△同歩▲5三銀で攻めていく。△2四桂の反撃には▲同馬が用意の手で、手番を奪って攻めていく。この▲2四馬で手番を取る手を残すため、馬を動かさずに攻める手を選んだ。
最善手は▲5一馬(+498)
正しい着手・方針
いきなり▲5一馬から攻め合う手も成立していた。以下△8四歩には▲6二馬△同金▲8三銀で勝ち切れるか。飛車を躱す手には9四飛という手があった模様。駒損でも手が続けば勝てそう。
反省・学び
個人的には実戦の手でも問題なかったと思う。
馬桂交換の駒損でも手番を取るという発想ができてよかった。
第三問
問題
今局面を見返しての形勢判断
対抗系の終盤。斜め駒がないので相手玉に迫るのが意外と難しい。自玉が詰まない形なのでうまく指せば勝ちきれそう。
+ いいところ
・自玉がゼット
・駒は少ないが、1筋に歩が使える
ー 困っていること
・攻め駒がやや少ない。特に角銀がないので有効な王手をかけるのが難しい。
片方は最善手で、片方は実戦の着手(疑問手)
ここではどのように指すのがよいでしょうか
失敗・最善手
実戦は▲1六香で失敗(-1165)
実戦の思考・悪い理由
実戦は▲1六香で王手したがこれが疑問手。以下△1四香などと合駒されたとき、2六の銀が不自由になってしまう(△1六龍があるため)。また自玉がゼットでなくなった可能性があるので攻めるしかないが、1一の香車で逆王手の可能性もあり攻めきれなかった。
最善手は▲1五桂(+1197)
正しい着手・方針
△1五桂が好手。無理にでも2五と持ち駒にカナ駒がある状態を作れば勝ちきれるということが。自玉が安全な点も大きい。
反省・学び
下段の香は受けでも強い時がある、とどめの時以外は極力動かさない。
思考はちょっとずつ改善できている気がする。