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UKT(四段)は間違える(2024/10/11 出題)

将棋ウォーズの棋神クイズをぺたぺたするだけ。
要するに実戦次の一手、そして同時に四段()のポカがさらされる….

久しぶりに家の外に出たら寒くてびっくりした。
冬服出さないと。


第一問

問題

第一問

今局面を見返しての形勢判断

対抗系の終盤。正しく指せばおそらく優勢だと思う。

+ いいところ
 ・カナ駒をいっぱいもっている
 ・相手の持ち駒が悪そう

ー 困っていること
 ・3九の金が不安定。具体的には△2七香とかされたら対応に困る
 ・相手の龍が堅く、寄せが難しい

片方は最善手で、片方は実戦の着手(疑問手)
ここではどのように指すのがよいでしょうか

失敗・最善手

実戦は▲4二銀で失敗(-742)

第一問 失敗

実戦の思考・悪い理由

実戦は相手玉を攻めて一手勝ちという感覚だった。寄せの手として▲4二銀とし、次に▲3三銀成くらいで勝っていそうという感覚で指した。

しかしこれが振り返るとかなり悪い手だった。
まず△6四角で抜かれる位置になっている。一応▲4六香という受けがあるためこの評価値で済んでいるが、完全に見落としていた。
また、そもそも狙いの▲3三銀成が厳しくない。龍が効いているため詰めろかどうかも怪しく、また△3三同金でも金桂香では相手玉が詰まない。龍の守りが偉大。

最善手は▲4九歩(+157)

第一問 最善手

正しい着手・方針

最善手は▲4九歩。相手玉を寄せる手はなく、また3九の金が不安定なため自玉に一度手を入れるべきだった。
これで形勢互角の終盤戦。

反省・学び
厳しそうな手のつもりが、まったく厳しくなかった。感覚(攻め合って一手勝ち)に引っ張られて無理な手をしてしまった、読みの中で無理筋となったら落ち着いて方針を換える。


第二問

問題

第二問

今局面を見返しての形勢判断

対抗系の終盤。かなり怖いが、勝ち切る順はありそう。

+ いいところ
 ・飛車が二枚
 ・自玉は詰まない

ー 困っていること
 ・詰まないとはいえ、自玉はかなり怖い形
 ・相手の端歩が大きく、またこちらは斜め後ろに利く駒がないので意外と相手玉を寄せにくい

片方は最善手で、片方は実戦の着手(疑問手)
ここではどのように指すのがよいでしょうか

失敗・最善手

実戦は▲5三龍で失敗(-433)

第二問 失敗

実戦の思考・悪い理由

実戦は▲5三龍。相手を寄せる風で、真の狙いは相手の5五の角を抜いてしまうこと。
しかし、相手の持ち駒の角をうまく使われていたら受かっていなかった模様。棋神先生の読みでは、▲5三龍△7五角▲5五龍△2八金▲同玉△4八角成となっている。次に△3九銀や△3七銀以下の詰みだがかなり受けづらい。

最善手は▲3九金打(+386)

第二問 最善手

正しい着手・方針

最善は▲3九金。相手への詰めろがないため徹底的に受けるのがよかった。△3九同金には▲同銀左で銀を活用しつつ自玉が堅くなる。△4七成銀が面白い手で、以下▲同銀△3九金に▲同銀とできない(角が効いているため)。角道を止めてギリギリこちらが受けきれているかどうか。

反省・学び
穴熊で受けるときは駒を埋めて受ける。また、変化の中で離れ駒(問題の局面だと△4八銀)が引き付けられるような手があるとよさそう。


第三問

問題

第三問

今局面を見返しての形勢判断

対抗系の中盤。玉はこちらが堅そうだが、駒がバラバラでまとめるのが難しそう。不利ではないが忙しそう。

+ いいところ
 ・玉が堅い
 ・どこかで▲3四歩として拠点を作れそう

ー 困っていること
 ・7七の角の働きが弱い
 ・6七の銀と4七の金が浮いている
 ・相手玉が広い

片方は最善手で、片方は実戦の着手(疑問手)
ここではどのように指すのがよいでしょうか

失敗・最善手

実戦は▲6五歩で失敗(-235)

第三問 失敗

実戦の思考・悪い理由

実戦は角を使おうと思い△6五歩。対局中は▲5二歩~▲5五角で銀得とか考えていたが、▲5二歩△同金の時、6三の角にあたっている。(←▲6五歩を着手してから気づいた…。)一応▲8一角成と▲5五角を組み合わせた二枚替えの筋がある。
ただ、いずれも厳しい狙いではないので、△6九飛から攻め合われて苦しい。

最善手は▲9五角(+494)

第三問 最善手

正しい着手・方針

幽霊角で活用するのが好手で、飛車角交換ができそう。飛車を持ち合えば玉形の差でこちらに分がある戦いができる。

反省・学び
角を使うという方針は合っていた。使い方が微妙だったので、いろいろな筋があると知る。


書き方変えてみた。

#将棋   #次の一手 #棋神クイズ

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