実戦次の一手 UKT(四段)は間違える(2024/10/19 出題分)
将棋ウォーズの棋神クイズをぺたぺたするだけ。
要するに実戦次の一手、そして同時に四段()のポカがさらされる…
歯医者行きたくない
第一問
問題
今局面を見返しての形勢判断
対抗系の終盤。中盤が苦しかったが、粘ってこの局面まで持ってきた。うまく攻めがつながるかどうか。
+ いいところ
・自玉がゼット
・相手が薄いのでうまく攻めがつながる手がありそう
ー 困っていること
・金と香にあたっている
・△2六歩~△2七桂が決まると自玉が一気に危なくなるので、ゆっくりはできない
片方は最善手で、片方は実戦の着手(疑問手)
ここではどのように指すのがよいでしょうか
失敗・最善手
実戦は▲1五香で失敗(-942)
実戦の思考・悪い理由
実戦は香で金にひもを付けた。次に手番が回ってくれば▲1三金打が厳しい。しかし、自玉がかなり脆くなってしまっている。△1八歩▲同玉と玉を釣り上げられると、次の△2六歩が詰めろ級になってしまっている。
こちらの攻めが必至級に厳しいなら成立しているが、△1四銀くらいで続かない。
最善手は▲2一角(+281)
正しい着手・方針
▲2一角で玉を下段に落とすのが正着だった。以下①△同玉は▲2三金。
②△2二玉は▲4三歩△6二龍▲1二金△同銀▲同角成△同玉▲2三銀△2一玉▲2四金で攻めが続く模様。
反省・学び
香はとどめ以外動かさない。
玉は下段に落とす。
第二問
問題
今局面を見返しての形勢判断
対端角中飛車。受け間違えて崩壊寸前だが、ここから受ける手があるのかどうか。
+ いいところ
・相手の持ち駒は少ない
ー 困っていること
・普通に指したら5七の地点が受からない
・単に金をかわす手では△4九銀成から崩壊しそう
片方は最善手で、片方は実戦の着手(疑問手)
ここではどのように指すのがよいでしょうか
失敗・最善手
実戦は▲6五角で敗勢(-1154)
実戦の思考・悪い理由
実戦は、5七の地点が受からないので根元の飛車を狙うことにした。しかし、以下△6七銀成~△6八成銀くらいで角取が残りつつ自玉に迫られて敗勢。
最善手は▲7八角(-108)
正しい着手・方針
▲7八角が妙手。5六の地点の数に勝ちつつ、のちの△5七歩成に▲4五角という反撃を含みにしている。しかし以前形勢は苦しく、端に香車も落ちているので気を遣う展開が続きそう。
反省・学び
この局面の時点ですでに苦しい。端角中飛車に対して序盤の駒組を考える。
第三問
問題
今局面を見返しての形勢判断
角交換振り飛車の中盤。馬を作られているのが気持ち悪い。この形の攻め方としては▲8五銀~▲8四銀か▲8五歩~▲7七銀のどちらかになると思われるが、どちらが正着か。
+ いいところ
・逆棒銀の形になっている
・自玉が堅い
ー 困っていること
・馬を作られた上に歩を持たれている
片方は最善手で、片方は実戦の着手(疑問手)
ここではどのように指すのがよいでしょうか
失敗・最善手
実戦は▲8五歩で失敗(-766)
実戦の思考・悪い理由
▲8五銀には△7六馬が嫌だと思い▲8五歩とした。しかしこの手には△8七歩という反撃があり、以下▲同飛△7六馬▲8八飛△8七歩でしびれている。
最善手は▲8五銀(-2)
正しい着手・方針
▲8五銀が最善だった。懸念していた△7六馬には▲8三歩があるか。ただ、次に▲8四銀は成立していなさそう(△8七歩~△7六馬でまずそう)なので、攻めの後続が難しい。
反省・学び
逆棒銀と囲いの相性がよくなかった。逆棒銀をするときは▲5八金▲4九金の形にして馬を作られにくいようにしておく。
連日似た局面が棋神クイズになっている気がする。
自分の弱点だと思うので少しずつでも改善していきたい。