UKT(四段)は間違える #006
将棋ウォーズの棋神クイズをぺたぺたするだけ。
要するに実戦次の一手です。同時に四段()のポカがさらされる….
やっと秋っぽくなってきたけど、衣替えが間に合っていない今日この頃。
第一問
問題
対抗系の序盤。
最近見てない局面だと思ったら1年前の対局からだった。
早くり銀から早速ちょっかいを出してきたが、相手玉が薄いので無理筋な気がする。上手に咎めたいところ。
最善手はどっちでしょう。
失敗・最善手
実戦は6八角(ほぼ互角)
実戦は角を引いていた。7六歩に同銀や同飛とできるようにしたり、5七角と6六への利きを足したり、4六角と活用したりできる角引き。
ただ、いずれの含みも相手が動いてきたときに対応する意味合いが強く、振り飛車っぽい手ではあると思うが問題図の局面では別の有力な手段がありもったいなかったということなきがする。
最善手は6五歩(+540程)
問題図の最善は、6五歩からさばく手だったらしい(+500ってマジですか…)。以下△7七角成▲同桂△7三銀▲8五桂と進めば駒が捌けて好調。右銀急戦と異なり△5四歩がついていないので、どこかで▲5五角という反撃があるのがこの評価値の理由かな。
反省・学び
相手のわずかな形の違いに気づいて、その欠点を気づけるようにする。
第二問
問題
相振り飛車の中終盤。
飛車取に対して、縦に逃げるか横に逃げるか。
最善手はどっちでしょう。
失敗・最善手
実戦は6九飛(ほぼ互角)
桂馬を取られると次の手が難しそうと考え、ひもを付けたままにするため縦に逃げた。相手が歩切れなのでギリギリ成立している読みだったが、3七に一歩おちていたり、5五角成で駒を足されると受けづらかったりと冷静に局面を見ると微妙で、焦らされる展開が続いた。
最善手は3六飛(+430程)
桂取の先手でかわすのがよかった。△5五角成と桂にひもを付けてきたらこちらも6六歩と桂を支えてこれからの将棋。
歩の上の飛車は良くない形といわれるが相手から具体的に咎める手段がないこと、駒の損得はないが玉形の差でこちらが指せそうということだと思う。
反省・学び
次の手が見えていなくても、とりあえず先手を取ることは大きい。
第三問
問題
対抗系の中盤。
5筋位取り風+右四間で動いてきたところを5筋から反撃した局面。相手の中央が厚いが、居玉なのでうまく反撃できれば勝てそう。
どのように反撃してくのがよいか。
最善手はどっちでしょう。
失敗・最善手
実戦は7四歩(+560程)
中央から反撃を狙うと厚みでつぶされそうと思い、別の筋からちょっかいをかけたが微妙だった。ただ、△同飛の局面で次に狙いがあるわけでなく、また相手の飛車が7筋に来たので角が動くと飛車成りが生じてしまい、反撃の条件が問題の局面より少し悪くなっている節があった。
最善手は6五歩(+1000程)
▲6五歩が最善だった。次に▲5五角から銀をもらって5三から打ち込んでいく手を狙っている。角銀交換の駒損になり、△同桂~△5七歩で飛車が使いづらい可能性があるが、それ以上に玉形の差が大きく、▲5三銀の実現を最優先で動くのがよかった。
▲5三銀ができてればいいので、問題図の局面では▲5六銀△6六銀▲同角△同歩▲5三銀という手でもよかった。
反省
駒損を恐れない。自分の形勢判断で駒の損得の割合が大きすぎるので、ほかの要因(玉の堅さ等)とのバランスをうまくとれるようにしたい。