滋賀にある山畑付き350万円の古民家を見学してきました
かの文豪は言いました。
そんな後悔の多い人生は嫌だなということで、最近色々と行動しています。
今回は二拠点生活を前提にして、わが家がある滋賀県野洲市から1時間程度の場所にある忍者の里・甲賀市の古民家を見てきました。
忍者の里で隠れ家のような古民家...なんだかワクワクしますね。
今回の物件との出会い方
今回の古民家は近所の不動産屋さんの紹介で見つけました。
この不動産屋さんとは今の家に住み始めた当時からのお付き合いで、今でも妻と子供達は時々交流しているそうです。
こういうエピソードを話していると、妻たちは田舎のご近所付き合いとかもうまそうだなと思います。
さて、不動産屋さんが紹介してくれた30件くらいの物件から今回の古民家を選んだポイントは、
価格が350万円でこの地域にしては安価
裏には山と畑が付いていて果樹も豊富
小高い山の突き当たりで景色が良さそう
空き家になってから半年で状態も良さそう
築年数が40年未満と新耐震基準にも合う
もともとのオーナーも週末のみの利用と二拠点生活の目的に合っている
このような形で、結構良い条件が整った物件でした。
特に「山と果樹が付いている」というのはワクワクするポイントで、当日を楽しみにして過ごしていました。
実際に物件を見学してみると
実際に家を見てみると、家の中の写真は載せませんがデザイン的な古さはあれど雨漏りなどはなく、改修不要でそのまま住めそうな家でした。
掲載から6年経っているので何かあるなと思っていたのですが、それについても家までの道が狭すぎるという点が理由になっていそうで、納得できました。
この点は確かにマイナスですが、接道義務も果たしているそうなので許容できる範囲です。
家探しはこういった「他の人が許容できないこと」を許容できると、自分にとってのお手頃な物件を探せるなと実感しました。
2階からの景色も予想通り良くて、緑あふれる田園風景が広がっています。
さすがは小高い山のどんづまりです。
裏にある竹林もちょうどよい広さで、息子が「一緒に遊ぼう」とうるさくて物件見学がしづらかったくらいに気に入ったようでした。
竹林ですが敷地の境界も明確で、下には民家もないので土砂崩れの心配もなく、わかりやすく管理されているなと感じました。
井戸もあり、使おうと思えば使えるそうです。
萌えますよね。井戸。
山に面しているということで、山側の屋根は落ち葉だらけになっていました。
その関係で雨どいも詰まっていて、その点は改修が必要そうでした。
所有者さんは最近は足が遠のき半年に1回くらいメンテナンスをしていたそうですが、一夏夏だけで家の周りはジャングルになっていました。
田舎暮らしはあこがれるけど、草刈りだけでも中々大変そうです。
一方で「庭のメンテができる高齢者は少ない」ということで購入を断念する人が多いらしく、メンテが必要な家は若者にとっては安く買えるのかもしれないなと思いました。
物件に訪れてみて感じたこと
ただ、実際に時間をかけて見学してみて思うことは、「決め手に欠けるな」ということでした。
田舎で暮らしたいとは思いつつも、その理由がやはり漠然としていて、「ここじゃなくて良いよな」と思ってしまいました。
竹林で何しよう?
古民家で何しよう?
庭で何しよう?
甲賀市で何しよう?
さて、田舎で何しよう?
田舎に求めるものとは
私としては、
「田舎で時々のんびり暮らしたい」
「事業もやってみたいので民泊でも貸してみたい」
「自給的な暮らしもしてみたいので畑や太陽光発電をしてみたい」
そんなことがしてみたかったです。
それらの点において、田舎でぼーっとする時に求める景色とは何か違う気がしました。
翌日に行った琵琶湖の見えるジョイフルの景色の方が惹かれました。
そういう点ではやはり山よりも海なのかもしれません。
琵琶湖は見た目的には海みたいなものなので。
畑や太陽光発電という点においても、思ったより日当たりが良くないし、土地は広いけど持て余しそうな竹林だな、と思いました。
まとめと次のアクション
今回半日時間をかけて、実際に古民家を見てみることで、自分が何に惹かれていたのかを見つめ直すことができました。
一方で、田舎暮らしの何に期待しているのかが、まだまだあいまいだということにも気づきました。
一度今の家や町に対して嫌だと思っていることを洗い出してみるのが良いかもしれません。
そういう点では、日当たりと寒さと景色は確実に改善したくて、自由にできる広い土地も不満に思ってます。
ここら辺を解消するにはどこが良いのかを考えながら、次は温暖な海沿いの町に行ってみることにします。