8歳の息子と初めての海釣りへ(福井県小浜市)
8歳の息子と海釣りへ行ってきた。
行くまでは準備やら早起きやらで色々と不安だったけれど、行ってみればここ数ヶ月で一番楽しい一日だった。
息子も帰り道の車の中で、「人生の中で一番楽しい日だった」と言ってくれた。本当に良い一日だった。
前日
前日となる土曜日。
買っていたエサが「さびき釣り」というもののエサだということに気づき、さびき釣り用のエサをダイソーに買いに行った。
ただ、残念ながらダイソーには売っていなかったので、翌朝の道中で買うことにした。この時初めて知ったけれど、隣町の釣具店は朝4時からやっているらしい。
道中
釣り当日。予定通り3時に起きることができた。いつもの身支度を済ませて、3時半に息子を起こす。
息子を起こすためにはいつもは5分くらい時間がかかるのに、「釣り」と言っただけで一瞬で起きてくれた。相当楽しみにしているらしい。
隣町のアングラーという釣具店でさびき釣りセットを念のため3セット買って、琵琶湖大橋を通って小浜港を目指した。
高島から小浜へとつながる国道303号線を通っていると、不思議なことに3軒の釣具店を見かけた。まだ朝5時前にも関わらず、どこも営業している。あとで調べてみると24時間営業のお店もあったらしい。自分の知らない世界がここにあるんだと思うと、段々とワクワクする気持ちが舞い上がっていった。
小浜市に着くころに、コンビニに寄った際、夏の山の香りがした。今まではエアコンをつけて来ていたけれど、そこまで暑くもないし、良い香りだったのでそこからは窓をあけて現地に向かうことにした。
釣り:小浜港
小浜港に着くころには陽は上がっており、5時半になっていた。
前日勉強していた動画を見ながら、クリンチノットという結び方で糸を結んでみる。
不安だったけれど、意外とうまく結ぶことができた。
そして息子の1stトライ。なんといきなり1匹かかった。
それ以降も小さいけれど10匹以上釣ることができた。あっという間の3時間だった。
海釣りに行くまでは、「道具をそろえなきゃ(そもそも何を揃えればよいんだろう)」とか「海釣りって遠いな(そもそもどこに行けばいいんだろう)」とか色々不安だったけれど、期日を決めてとりあえず行くという今回の選択はとても良い選択であったと思う。
市場:若狭小浜お魚センター
釣りが終わってからは市場でサザエとフグを買った。
海鮮丼を食べたかったけれど、息子がとっても浜焼きをやりたそうにしていたので、浜焼きをすることにした。
結局息子はサザエは苦くてフグは初物が苦手だったみたいでほとんど食べなかったけれど、それでも七輪で焼くこと自体はとても楽しかったらしい。
温泉:濱の湯
釣り場の近くにあった濱の湯へ。
小浜は杉田玄白とともに解体新書で薬草を深めた場所らしく、抹茶のように緑の薬草湯が印象的なお風呂であった。
海を一望できる露天風呂も清々しくて、サウナも水風呂もあり、それでいて650円と最高の温泉だった。
風呂上がりにCCレモンを飲みながら、とても穏やかな幸せを感じていた。
釣りも、風呂も、一緒に楽しめる人が身近にいることはとても幸せなことだ。
海鮮丼:濱の四季
濱の湯を後にして、すぐ隣にあるレストランへ。
浜焼きをほとんど食べれなかった息子はお腹が空いていたらしく、海鮮丼1人前を完食した。
2,500円の海鮮丼を食べたがっていたようだけど、気を使って1,700円の海鮮丼にしてくれていた。
おわりに
帰り道、息子が「人生の中で一番楽しい日だった」と言ってくれた。
息子はずっと海釣りに行きたがったけれど、またすぐに飽きてしまうだろうと思ってとりあえず釣り堀に出かける半年間を過ごしていた。
それ自体は今でも無駄だったとは思わなかったけれど、息子がやりたいと言っていたことに、真摯に答えて良かったと思えた。
「また明日も行きたい」らしい。この夏にもう一度くらいは行こうかな。
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