【2018年】日本人観光客が中国で銀行口座を開設する方法(WichatPayを利用する為)

#Wechat #フィンテック #キャッシュレス #深セン #広州 #Amazon

対象読者・中国仕入のネット通販(Amazon転売等)をこれから始めようという方・中国に出張または旅行で行く為、WechatPayを有効にしておきたい方・日本から無料で海外送金したいという方(Wechat間に限る)・海外銀行の金利で資産を増やしたい方(年利4%ほど)

今年始め、ネット通販を始めるため、広州に行きました。
目的は、仕入先の開拓とWechatアカウントに送金機能(WechatPay)を追加するために必要な手続き(主に銀行口座の開設)を行うこと。

『中国建設銀行』『中国工商銀行』2つの銀行口座を即日開設できました。「えっ!旅行者で口座開設できたんですか?」と現地在住者で普段アテンドをしてる方から言われたので、支店と時期によっては通用しない可能性もありますが、口座開設に必要なものをお伝えします。

必要なもの(ポイントは携帯電話)
①パスポート
②ホテルの住所
③現地携帯電話(口座開設時にSMSで本人確認を行う)
④現金50元(最小預入額50元から)
⑤税金登録番号(マイナンバーを伝えたら問題なし)
※2018年4月時点では、両行とも同じ条件でした。

携帯電話の準備(あれば便利な香港SIM)
③に関して。日本からSIMフリーの携帯を持っていき、現地SIMを差し込んでもOKです。筆者は現地でAndroid携帯を購入、現地キャリア(ChinaMobile)と契約しました。なお現地キャリアと契約する場合、回線を通すまでにChinaMobileで約半日かかるので余裕を持った準備が必要です。

ちなみに、中国では通信規制でSNSやGoogleサービス全般が使えませんが、香港のSIMカード(Amazonで1000円ほど)を使えば利用可能です。筆者は日本に戻ってからこの情報を知った為、現地でグローバルWifiの中國VPNプラン(1日1770円)を使いましたが、SIMフリー端末を持ってる方なら香港SIMカードを買った方がコスパ的には滞在が長い人ほどお得です。

通訳の手配("トラベロコ"または"ポケトーク")
中国の銀行では英語を話せる人が少ない為、中国語を離せない方は通訳を雇うか通訳デバイスを用意した方が無難です。日本語通訳者の料金相場が1日500-600元(約1万円)、通訳デバイスなら2万~3万(筆者が使っていたのはソースネクストの『PockeTalk』(2万5千円))。通訳者を探すとき、筆者は『トラベロコ』を使いました。海外在住日本人(ロコ)と旅行者をマッチングするサービスです。プロフィールや過去FAQが公開されていて、自分の目的に会ったガイドを選択できます。

WechatPayの有効化(最初に1元送金してもらう必要あり)
中国の銀行口座が開設できたら、既にWechatPayが有効になっている人からWechatでお金を送金してもらう必要がある(1元でOK)。通訳者やホテルの受付、最悪屋台のおばちゃんでも対応してくれます。お金を受け取る際に、銀行口座の登録を求められます。手順はこちら(中国に住んでない僕らが WeChat Pay を有効化して使う方法)を参照。日本のクレジットカードを使ったWechatPayの有効化手順ですがやり方は同じです。
※ただし、日本のクレジットカードを使った登録だとWechat残高のチャージや日本国内からの利用ができません。

手続きを終えると、Wechat残高にお金をチャージできるようになります。買い物または誰かに送金をするとき、Wechat残高、または銀行口座から直接引き落とされるようになります。

注意事項(自己責任でご利用ください)
・銀行口座開設の可否は、銀行の窓口担当者の対応に依存するところがあるそうです。「『中国建設銀行』『中国工商銀行』で登録できなかった」という情報を在住者の方に聞きました。同じ銀行で同じやり方をしても、支店や担当者・また時期によっては口座開設できない可能性があります。

・WechatPay機能を中国で有効化すれば、日本にいながら中国の業者に支払いができて(しかも手数料0)とても便利です。タオバオやアリババのセラーや、発送代行業者などに直接送金できますが、プラットフォームを介さずに取引をする場合、トラブルが起きた時の返金処理など、日本人では対応が難しい部分もあります。筆者には幸いそういったトラブルは一度も起きたことがありません。

・Wechat残高自体が今後何らかの理由で凍結させる可能性も0ではありません(居住者以外のアカウントはNGとか)。中国は共産主義ですから。そういった情報を事前に察知する意味でも、現地の人と仲良くなっておくことは有効です。相手が日本円を必要とする人であれば、中国の銀行残高が無くなっても、日本にいながら良いレートで両替することも可能です(筆者はそうしています)。

以上です。
キャッシュレスは便利ですが、上記のようなリスクがあることを踏まえ、あくまでも自己判断でご利用ください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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