新規事業で使うXYZ仮説とxyz仮説

はじめまして。私は大企業で新規事業開発に従事しているukiyuと申します。
このアカウントでは、新規事業開発に挑んでいる方や、これから挑みたいと考えている方を対象に、新規事業に取り組む中で見えたリアルをお伝えしていきます。

今日お伝えしたいこと: XYZ仮説とxyz仮説
詳しくは「NO FLOP」という本に書かれている話を紹介します。
新規事業で一番悔しいのは、すごく時間をかけて準備したテストの結果が悪くリリースできないこと。もしくは、リリースしたけど全く売れずにサービス停止となること。
今回は、そのような状態を避けるために、事前にどのようなテストをしておくと良いかという話です。

XYZ仮説: （ターゲットの）少なくともX %はYというサービスにZ円払う
というものです。
XYZの数字を明確にすることによって、チーム内の認識のズレをなくし、PLシミュレーションを具体化し、本当に事業成立するのかどうかが分かります。
※XYZは仮の数字でよく、検証後に修正していけば良い。ただし、チームで一つの数字を合意することは必須

しかし、
日本人の少なくとも5%は、豚骨ラーメンに、月1800円払う（全国展開を狙っている）
などとすると、スケールが大きすぎて、調査をするだけで一苦労。そこでxyz仮説の出番です。

xyz仮説: （XYZと同じ価値を持たせて小さくした）少なくともx%はyというサービスにz円払う
※xyz仮説の検証を何度か行う中で、いくつかの小さな単位で同じような結果が得られれば、XYZにしても同様の結果がえられると考える
※xyzは少なくとも100件程度のデータを取る
ということです。

つまり、事業仮説を数字化し、小さな検証を複数回繰り返すことで、時間やお金を最小に、
筋がいい新規事業にたどり着けるということです。

今回は以上です。
noteを書こうと思ったのは、新規事業に取り組む人は社内では孤独（同じ立場で仕事を経験した人は少ないため、なかなか本当に共感できる人に出会いにくい）なのではないかと思い、お互いに意見交換や支え合える場を作りたいと思ったためです。
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今後も、新規事業開発のリアルを発信して行こうと思いますので、よろしくお願いいたします。
ukiyu