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お伊勢に呼ばれて  御参りを  旅の徒然 浮世雲

一富士
二鷹
ここは 伊勢

Google先生は大渋滞を告げる
皆がナビで動くから大渋滞
参道まで辿りつくのだろうか?
相変わらず並ぶのは 大の苦手

でも 大丈夫
“お伊勢に呼ばれたから”
かつて 自転車で走った道を行く
ほんの数分走ったら
一番良い 駐車場が空いている。

皆さん 並んでる

すごい人だ
ただ
その中の1人でもある

招き猫は 眠たげで

御参りを させていただこう

日の丸が 美しく
風に靡き(なびき)

宇治橋を 渡り

鳥居を いくつも くぐる

森を抜け 御参りを

何度も 何度も 訪れた この地
清々しくて
何処か 懐かしい

いつ参っても
荒祭宮が 心地よい

荒御魂が 共鳴するのだろうか....

それでいい

空が 開けて来た

それにしても すごい人である

それ以上に 人だらけの この場に 居れる事が
すごいと 坊達は呟く

以前なら 近寄りさえしなかったのに

“やっぱり別人?ですか?”
“人じゃないから”
“やっぱり”

一度呑んでみたかった
美味しい お酒には ありつけた。

この人の中 食事にありつくには
至難の業

駐車場横の茶屋まで戻り
並ばず
ぜんざいを いただく

“お伊勢に呼ばれて”

Google先生の言う通り動いていたら
きっとまだ 
駐車場にも たどり着いていないかも

動物的本能は 鋭い

平安な暮らしをする縄文人
浦島太郎な浮世雲

ギランバレーに恋をして
回復期リハビリテーション
お伊勢に呼ばれて

非日常から日常へ
さあ 寝込もう


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