友がやって来る朝に 徒然
着ていく服はまだ 決まらない
遥々 友がやって来る
いつもなら 空港で 待っててくれる
今日は 空港で待っている
旅先の宿
大きな大きな楠の木の下
黙々と 庭の手入れをしていた
そんな 姿を眺めながら 珈琲を
飲んでいた
“きっと 合うと思いますよ”
カウンターのお姉さんは お代わりの
珈琲を 淹れながら呟く
もう 何年になるのだろう
海外を一緒に 走ったり
ワイワイ 美味しいお酒を呑んだり…
色々な景色を 共にした
“あ どうも”から はじまるだろう
何事も 無かったかのように
目が覚めたら 大木のようになっていた
動かない身体….
でも 生は続いてる
大きな大きな楠のたもとから
友がやってくる
ようこそ
平安な暮らしをする縄文人
浦島太郎な浮世雲
今朝 美しい薔薇が 咲いた
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