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広重ー四季の花尽 萩に蛙 ②

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線の修正が一応終わったら、色の数だけ和紙に摺ります。一枚ずつ各々の色の部分に朱を指していき、色板用の原稿を作ります。使う和紙は人によってばらばらです。

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摺ったものを見ながら主版の線の微修正を再度行います。無駄彫りの線も取り去ります。

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主版の輪郭線の中に入らない色部分は、あらかじめ"あたり"の線を主版に彫っておいて色板用原稿を摺り取った後に取り除きます。これが無駄彫りです。

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画像12青用版木

画像13ぼかし用版木①

画像14薄紅用版木

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濃紅用版木

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濃緑用版木

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薄緑用版木

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黄、茶、ぼかし②用版木。見当を上下に取って一面で三色摺れます。

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「蛙」部分は濃緑の版木に一緒に彫るつもりでしたが忘れてて、昔彫った北斎の版木の空いてる所に彫りました。本来だと主版含め8面4枚の版木に収まってましたね。版木は全て山桜です。

画像21試し摺りをしながら彫り具合を確認していきます。(色を作る際は自然光で見ないといけませんが、この試し摺りは彫り具合の確認のためにやっているので蛍光灯で十分です。)




















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