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私が自然育児にハマった日

①   自然育児への入口は助産院での幸せな出産だった
 
母乳育児に布おむつ、オーガニックコットンのガーゼケットに、ナチュラルな洗剤。心と体に優しいごはん、免疫力を高める自然療法、赤ちゃんがなめても安心な木のおもちゃ。
ナチュラル系育児雑誌に並んでいるような、そんなふわふわとした世界に入り込んだ先にあったのは、もっとマニアックであとから見たらカルトっぽい、でもそこにいると気持ちよくて幸せな世界でした。

一歩です。長いこと自然育児にハマり、小児ワクチンを忌避し、スピリチュアルを仕事にし、子供達を積極的不登校で育て、10余年を経てそれらをすべてやめて普通になることにしたシングルマザーです。
初回の記事は、私が自然育児にハマっていった経過について、書いてみようと思います。スピリチュアルや自然派とはそれより前からも少し関りがあるのですが、その話はまたにして、今回は妊娠出産からの話を。

私は一人目の子を、友人に紹介された助産院で出産しました。
そこは助産婦さんが10人位いて、産後のお母さん達が赤ちゃんを抱っこしながら集まってご飯を食べる、和気あいあいとした助産院でした。
 
もう、出産前から楽しかった!パパ達が集まって不安を語るパパクラス、赤ちゃんが母体から顔を出す出産の瞬間を撮った映像を皆で見る集まり。助産婦さんが妊婦さんの着ぐるみを着て、その股部分から赤ちゃんが出てくる様子を再現ドラマにし、いきむタイミング、呼吸はどうするか、リアルにそして面白く教えてくれる、かあちゃん産むぞクラス。

「分娩中にご主人にキッスしてもらうとリラックスしていいお産が出来るわよ」と助産婦さんに言われ、私のバースプランは、
「夫にチューしてもらう。」
本番いきみ中に、
「パパさんチューして!パパさんチュー!チューだってばっパパチュー!!」
と助産婦さんたちに叫ばれて、
「えっハッハイ!」
て戸惑いながら必死にチューしていた夫…。
おかげさまで私は出産エンジョイしましたエエ。猛烈に痛かったけれど猛烈に楽しかった…!

出産翌日は、入院している妊婦さんや新米ママさん、助産婦さんたちが集まってくれてジュースでカンパイ!
ママ達がそれぞれ生まれたばかりの赤ちゃんを連れて集う食事は幸せに満ちていて、退院までの間、オッパイマッサージや、アロマオイルで足マッサージ等もしてくれて、出されるご飯は「まごわやさしい」豆・ごま・若布など海藻・野菜・魚・椎茸など茸類・芋。
出産って、なんて素敵なんだろう。なんて楽しくて幸せなんだろう。これが、私の自然育児の出発点でした。
今でも言える。私のお産は最高でした!!

退院後は当たり前のように母乳のみの育児と布おむつを継続。里帰り出産の私に、母は非常に頑張って布おむつの洗濯を引き受けてくれ、「まごわやさしい」に則った食事を出してくれました。元々母の食事が自然派気味というか、玄米やイワシやおからなどの多い料理が上手だったのです。
 
そして里帰り出産を終えて、夫の待つ家へ。
元々、夫以外知り合いのいない夫の故郷に嫁ぎ、妊娠までは時々仕事のためや友人に会うために東京界隈に遠征していた私。ここから、新米ママとして地域に知り合いを作ってゆくことになります。そしてそれは本格的な『自然育児派』との交流の始まりでした。

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今日はここまで。ここまではなにも問題ない…と、今も思っています。
母乳はたっぷり出たし、布おむつは赤ちゃんのうんち観察=赤ちゃんの体調観察によかったし、助産院はちゃんとK2シロップも飲ませて、医療を否定する発言もありませんでした。
足マッサージは、マッサージオイルに少量のアロマオイルを混ぜて使う普通のやり方で、ちょっとしたリラックスタイムという感じ。
食事は産後は母乳を出しやすい食事とのことで魚野菜芋多めのヘルシーなものでしたが、ベジタリアン推奨ではなく、出産直前には牛丼か鰻を食べて力つけて!と言われたし、その後ハマってゆく牛乳や小麦の否定もなかったし、院長さんが美味しいものが大好きで、なんでも好き嫌いしないで食べましょう!という感じでした。

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次はいよいよ、ホメオパシーや胎内記憶、代替療法がどんどん現れる様子を書こうと思いまーす!
 

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