第6回オモイカネ杯振り返り&自作問題解説
第六回オモイカネ杯にでました。
フランスのテレビ(歩いて登場)
お疲れ様です。ウィキペディアンVTuberの宇喜多・W・要出です。第五回(こちら)に引き続き、第六回オモイカネ杯本選にも出場することができました。「オモイカネ杯」とは、バーチャルな人々が集まるクイズ大会です。予選も本線も決勝も、とっても難易度が高いことで知られています。ここ最近は人間が解くものではないとか言われ始めました。そうかな。そうかも。
予選問題をクリアすると本選に進出、本選の上位4名が決勝に進出、という流れで、有難いことに私は第三回から本線に進出できています。4大会連続です。点数は7点でした。私としては最高得点で、喜ばしい限りです。
この本選の特徴は、出場者や運営サイドが一人一問ずつ問題を持ち寄ることです。各々の好きなジャンルをアピールする場としても用意されており、出す側は喜んで自ジャンルの深い問題を出します。だからこそ解く方は様々な知識を動員してなじみの薄いジャンルに挑む形になります。これ魅力。
私の出した問題
私もウィキペディアからだしました。
正解と解説
正解は「江頭2時50分」です。
表記ゆれを許容することが大きなヒントになっています。また、どのギャグも、動きを文章で説明しようとすると骨が折れます。そこに画像一つ持ってくれば「ああ、この動きか!」とすぐにわかります。
3枚とも、Asanagiさんというウィキペディアンが作成した画像です。普段は記事を書くとともに写真を撮ってウィキメディアコモンズにアップロードするなどしている、活動的なウィキペディアンです。で、時折3Dモデルを作って、このように言葉で説明するよりも見たほうが早い事物の画像をたくさん作っています。
「ガワラ立ちとカトキ立ちって何?」という質問に、この画像一枚で答えることができます。
ファイル名に付きまとう独自研究のおそれ
それにしても、ドーンなのですからDooomではなくDooonがただしいのではないでしょうか。もう一つ、取って入れて出すの英訳は果たしてPick up, pack in, and push outで良いのでしょうか? 根拠となる出典はありません。
江頭2:50のギャグの公式英訳などおそらくないのでしょう。ウィキメディアコモンズに画像をアップロードする際に、タイトルを英語でつけるのは、かなりの悩みどころなのです。
撮影した寺のローマ字表記を間違えたり。あるいは今まで誰も英語表記を考えたことがない施設の画像を撮ったが最後、英訳を自分で考える羽目になったり。私も画像ファイルを改名手続きに提出したことが複数回あります。
ウィキペディアやその姉妹サイトにある情報は、出典がないなら独自研究のおそれがあります。万事にあります。例えば今回はファイル名です。出典がついていない情報は、絶対に鵜呑みにしてはいけません。今まで何回か説明してきたことですが、ここにも当てはまります。
(とは言え、取って入れて出すの英訳はPick up, pack in, and push outが最適、と私も思います。ラインを流れてくるブラウン管を持ち上げ、ケースに箱入れして、次のラインに押し出す、の動きなので、要点をついた良い訳だと思います。)
フランスのテレビ(歩いて退場)
おまけ問題
以下にウィキメディアコモンズにある画像の、ファイル名のみをお見せします。
この画像は、日本語版ウィキペディアの、何という記事に載っているでしょうか?
ヒント1:後ろについている日付はアップロード日であり、解くのに役立ちません。
ヒント2:お笑い関連です。
File:Ya 2022-05-22.png
答えは「Ya 2022-05-22」で検索して確かめてください。
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