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「魚を与える」より「魚の釣り方を教える」ことで人はより成長する

最近、息子二人がスマホのゲームに夢中になっているが、これは子どもたちがデバイスに慣れるうえで悪いことばかりではないと考えている。だからある程度は自由にさせている。

早い段階からスマホというデバイスに触れれば、その操作や設定、切り替えといった基本的なスキルを身に付けやすいからである。

子どもの吸収力は大人が驚くほど早く、ゲームをきっかけにして画面操作やアプリの切り替え方を覚えていく姿は微笑ましい。

実際、好きなことから入るのは学びの入口として非常に効果的である。子どもが楽しいと感じるものがあるからこそ、次々に操作を試し、自然と上達していくものだ。

スマホゲームでは他者とチャットをする機会があり、そこで小学3年の長男が敬語を使いながら取引のやり取りをしている様子を見たときは驚いた。取引後の「ありがとうございます」に対して「こちらこそありがとうございます」と返しており、自分が同じ年齢だった頃を振り返ると、同じように対応できなかったのではないかと思う。

もちろん、オンライン上でのやり取りは安全面が気になるが、ある程度は見守りつつ、必要に応じて声をかければよいと考えている。

いずれ子どもたちは社会に出る。そこで必要なのは単なる「答え」ではなく、問題を自分で考え、試行錯誤して行動する力である。

これは社員教育でも同じことがいえる。大人だから当たり前に考えるだろうと思いがちだが、意外にも答えばかりを求める大人が多いのも事実だ。答えを与えられて育った人は、自ら考える習慣が身に付かず、自主性や成長を妨げられてしまう。だからこそ、子どもにも社員にも「魚の釣り方」を教える必要がある。

自分で考えるプロセスには失敗がつきものだが、その失敗こそが成長の原動力となる。試行錯誤を重ねる過程で得られる経験は、答えをただ教わるだけでは身につかない貴重な財産となるはずだ。

ゲームやスマホのような身近なツールから学びを得ることは十分に可能であるし、楽しいと思う気持ちが大きなモチベーションになることを忘れてはならない。魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えることで、子どもたちも大人も、自ら成長していける環境を整えていきたいものである。

浮島 達雄

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