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事業計画書は感情と論理を表現する場所だ

昨日、これから起業を考えている方の銀行融資に必要な事業計画書作成のサポートを行った。

創業の事業計画書を作成するのは久しぶりで、とても新鮮だった。

お客様にとっても、これまで事業計画書を作成する経験がなかったため、
いろいろと考えを巡らせる時間となったことだろう。

事業計画書は、これまでの経験とこれから実現したいことを紙に書き出し、さらにそれを数字に落とし込んでいく。

そして、そこに財務の専門的な視点を加えることで、
確かな事業計画書に仕上げることができる。

特に重要なのは、売上や原価、経費などの数字である。
これらが明確になることで、どのくらいの利益が見込めるのかがはっきりする。

多くの起業を考えている方々は、
売上や原価、人件費について具体的に考えたことがない場合が多い。

しかし、こういった部分は起業の際に明確にしておく必要がある。
これをしっかりと考え抜くことで、
銀行の融資担当者にも安心感を与えることができるからだ。

売上の根拠や人件費のバランスについて、
実際のシナリオを思い描きながら計画を立てることが大切だ。

そして、事業計画書は創業の際だけでなく、
既に事業を始めている方も毎年作成した方がよい。

事業計画書は、経営の羅針盤として社長や従業員の未来の「道しるべ」となる。

ビジネスは計画通りにいかないことも多いが、
その目的地にたどり着くためのアイデアを考えるきっかけになる。

例えば、ダイエットには目標があるからこそ頑張れるのと同じだ。
ただ単に「痩せたい」と考えるだけでは、
途中で気が緩んでしまい、達成感を得ることも難しいだろう。

これはビジネスでも同様である。

また、最近はパーソナルトレーナー付きのジムが増えているが、
それは専門家のサポートがあった方が効果が高いからだ。

ビジネスにおいても、「専門家」を味方に付けることで、
会社の成長をより確かなものにできる。

【専門家との連携の重要性】
事業を成功させるためには、
自分だけで全てを背負い込むのではなく、
専門家と連携することが不可欠である。

特に財務やマーケティングといった専門知識が必要な分野では、
プロの助けを借りることで、より効率的に成果を上げることができる。

例えば、事業計画書を作成する際、
売上予測やコスト計算について独自で試行錯誤するのも良いが、
財務の専門家と協力することで、
より現実的で説得力のある計画を作ることができる。

銀行との融資交渉においても、
専門家がいることで交渉を有利に進めることが可能になる。

また、マーケティングの面でも専門家の意見を取り入れることで、
より効果的なプロモーション戦略を立てることができる。

例えば、SNSの活用方法やターゲットとなる顧客層へのアプローチなど、
専門的な知識が成功のカギを握ることが多い。

【日々の積み重ねが未来をつくる】
起業は一度きりの大きな決断ではなく、
日々の小さな積み重ねによって未来が作られるものである。

例えば、毎月事業計画を見直し、
目標に向けて改善を繰り返すことが、長期的な成功につながる。

成功している企業は、日々の活動においても計画を意識しており、
短期的な成果だけでなく、長期的なビジョンを持って取り組んでいる。

例えば、定期的なミーティングを通じて従業員とビジョンを共有し、
それに向かってどのように行動すべきかを明確にしている。

創業時の熱意を持ち続け、
毎日の積み重ねを大切にすることで、
ビジネスの成長を確かなものにしていこう。

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