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試用期間でリストラされた私が成長するために学んだこと

昨日はハングリー精神の重要性について書いた。

ハングリー精神とは、
現状に満足せず、
高い目標を掲げ、
それを達成するために努力を続けたいと強く願う気持ちを意味している。
 
私はこれに関連して、
もう一つ大事なものがあると考える。
それは「悔しさ」だ。
 
私は大学を卒業して最初に就いた営業職で、
試用期間の3ヶ月でリストラされた経験がある。

社会人としてのスタートは、
この試用期間でのリストラという辛い結果から始まった。

そのとき、家族が引っ越しの荷物を運ぶのを手伝ってくれ、
優しい言葉をかけてくれた。

しかし、私は自分の情けなさを痛感していた。
この悔しい気持ちは、
今でも鮮明に覚えている。
 
この経験こそが、
私の人生を大きく変える原動力となった。

私はその悔しさを胸に、
次のような信念を持って仕事に取り組むようになった。

「失敗を恐れず、徹底的に仕事をする」
「人が嫌がる仕事や面倒なことを率先してやる」
「疲れたという言葉を口にしない」
「人の悪口を言わない」
――これらをモットーに、自分の仕事に真剣に向き合ってきた。
 
私は凡人だ。

周りには、世渡り上手で、
自分よりも早く出世していく人もたくさん見てきた。

器用に立ち回り、
うまく手を抜いている人たちを見ると、
自分が不器用なのだろうかと感じることもあった。

しかし、私はそれを悔しさとして受け止め、
愚直に目の前の課題に取り組み続けた。
 
その結果、
20代の半ばを過ぎた頃から、
いくつものヘッドハンティングの話をいただくようになり、
それが九州から三重へ移るきっかけにもなった。
 
私は若い頃の失敗や悔しさはとても重要だと考えている。

そうした経験を経てこそ、
人は強くなり、
成長することができるからだ。

今の自分があるのは、
まさにこの悔しい経験のおかげだと感じている。
 
「悔しい」という言葉には、
「後悔」という言葉と同じ漢字が使われている。

同じ漢字を使っているが、
その意味は全く異なる。

「悔しい」は、
何かをやって失敗した結果生まれる感情であり、
一方「後悔」は、
何もしなかったことに対して後になって悔やむことである。
 
私は後悔する人生だけは絶対に送りたくない。
だからこそ、ハングリー精神と悔しさをバネにして、
これからも成長し続けたいと強く思っている。
 
浮島 達雄

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