私にとって社員とパートナーはもっとも大切な存在である
今から11年ほど前のことです。私が勤めていた会社では、社長や会長にお中元やお歳暮を贈るのが習慣でした。それも、贈るタイミングは必ずお中元やお歳暮の初日で、彼らの自宅まで直接お届けするというルールがありました。
贈る品も、少し特別なものでなければならず、私は休日に遠方まで出向いて旬の果物を買いに行ってました。その甲斐あって、とても喜んでいただけたのを覚えています。もっとも、こちらにお返しが来ることはありませんでしたが(笑)。
この経験を通じて、社員が上司に強制的にお中元やお歳暮を贈ることには違和感を感じたものの、「誰よりも早めに贈る、贈るものにこだわる」という習慣は素晴らしいと感じました。
一般的には、お中元やお歳暮はお客様に贈るものというイメージがあるかと思いますが、私は創業以来、社員やパートナーに毎年早めにお中元やお歳暮を贈るようにしています。これは今後もずっとやっていきます。
私にとって、仕事を進める上で何より大切なのは、社員やパートナーの存在だからです。
社長が社員にお中元やお歳暮を贈るのは、あまり一般的ではないかもしれません。しかし、私はその贈り物が社員のご家族にも喜んでいただけることが何より嬉しいのです。
贈り物をきっかけに、家族みんなで楽しんでいただけると、「自分の家族は会社に大切にされているんだな」と感じてもらえるのではないかと思っています。
私は、いつも社員やパートナーを誇りに思っていますし、彼らと共に成長していくことが私の大きな喜びです。お中元やお歳暮は、感謝の気持ちを伝えるためのほんの小さな方法です。
お中元お歳暮は決して強制するものではありませんが、こうした温かい気持ちが人と人との絆を深めるお手伝いになるのなら、積極的に取り入れる価値があるのではないでしょうか。
社員や関係者との円満な関係性は生産性を向上させ、会社の発展に繋がります。
お中元やお歳暮を通じて、感謝の気持ちを伝える素敵な機会を、ぜひ楽しんでみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?