資格なんて役に立たないというけれど
『脳外科医 竹田くん』ほどの事例は稀にしても「こんなやつでも働けるんだ!」と驚く事例はわりとあって。
資格さえあれば雇う会社があるんだなってことは、低学歴の私にとっては希望である。
それは言い換えれば金と時間さえあれば雇ってもらえるってことだもんね。
そういうことも働いてそれなりに社会人として扱われるようになってからわかったけど、社会人になる前に知りたかったよ。
大人も意外とわかってない。
利用者のためを思って工夫をしても、アサインされていないことをやるとむしろチームワークを乱してしまうとか、権限や責任の所在とか、そもそも職権と職域と職位っていう概念とかね。
学齢期のうちに知っておきたかった。
仕事は仕事でも稼ぎと勤めは別だし、もはや稼ぎというより生きていくためにやむを得ないしのぎの様相だ。糊口をしのぐためのしのぎ。
仕事の質を上げるために量を減らしたいけど、そんなことして生活費大丈夫なのかなあ。
生活はおそらく既に破綻しているので、生活のために働くというより仕事のために働いている状態になりつつある。
私はやりたくないことはできない人間だから、このままオリジナル笑顔で駆け抜け切ってのたれ死ぬのだろう。