見出し画像

医者との相性が合わないときには

 そりゃあ毎日歯磨きするのが正しい。
 正しく生きられなかったから歯医者に通うハメになっている。
 最初から完全無欠だったら病院なんかいらないでしょう。

 愛することも説教することも治療ではないしケアではないよね。
抱きしめたって叱責したって熱が下がったり咳が止まったりするわけじゃないじゃん。
医療行為に対価を支払っているのだとしたら歯医者から「ちゃんと磨きなさい」と叱られている時間は医療行為なのかハラスメントなのか。

 正しさで殴られると、私たちみたいなスネやら頬やらに傷のある輩はもう泣き寝入るしかない。社会にそもそも居場所ないし。
正しくなれなかったからこそ困っていて、相談できる相手を探しているのに、医療機関はそういう手合いにはあまり向いてない。一般社会人向けか。
 パターナリスティックな医師への不信感から医療や医学自体への懐疑につながり陰謀論とかスピってる疑似科学方面に親和性が高くなってしまった人ってどのくらいいるのだろう。

 ドクターは目の前にいたのが無知な女性だったからハラスメントをしたのではないか。
医学部受験する程度には学のあった私が相手だったら避けられた事態だったのではないか。
最愛の人をみすみす傷つけさせてしまった。セカンドオピニオンのとりづらさもある。医師という職業自体に不信感を抱いてしまうよ。
「おめえら、俺より頭いいんじゃねえのかよ」と言いたくもなる。

 逆説的に言えばパターナリスティックにならずに忠言するというのはそれほど難しいことなんだ。
相手を傷つけない言葉選びができるってのは医学部に行くことより難易度が高い。どうりで私にはできないわけだ。
 ドクターハラスメントは医療安全支援センターに相談すれば良いらしい。
患者の心情に対して「いつからもう何にも感じないんだ」って聞いてみたくなるね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?