親父ギャグの罪を裁く
ダジャレを言うと「親父ギャグ」って言われることが解せない。
スーパー中学生とか呼ばれてたときの松井珠理奈さんもダジャレ言いまくってように、ダジャレ=親父の言うギャグではないんだよ。
珠理奈さんにとってダジャレ言いまくってた頃は黒歴史でしょうか?
落語にも地口落ちと言ってダジャレみたいな言葉遊びは古くからあったし、『妖怪ウォッチ』とか子ども向けのコンテンツにはダジャレの要素が非常に多い。
珠理奈さんも親父ギャグを言ってるんじゃなくて、年若かったからダジャレ言いまくってたんだと思うんだよ。
日本語は母音が少ないので同音異義語が生まれやすい。
故にダジャレも作りやすいんだよな。
その意味では韻も踏みやすいから、揶揄されがちだけど意外と日本語にはラップに有利な素質があったわけだ。
大人になると懐かしさというものがコンテンツになっていくから面白がれるものが増えていくけど、子どもの頃は馴染みのないものばかりで面白がれるものが少ない。
ダジャレは同音異義語や韻を踏むことでおかしみを体感できる参入障壁の低いコンテンツなんだと思う。
ダジャレを考えるのにお金かからないし、それで笑ってもらえるかどうかっていう反応も得やすいから、キッズに向いてる。
つまり親父が親父ギャグとしてダジャレを言ってることの本当の問題は、親父なのに内面が子どもの頃と変わっていないことにある。
成長すべきとき、学ぶべきときに学べないままだったんだろうね。
べきときにべきない人を大人げないというのだろう。
無知が罪というより、学ぶべきときに学べなかったことが罪であり罰なのだ。
ダジャレ以上にまずいのがセクハラギャグで、私としてはダジャレはダジャレだし、悪質なセクハラギャグの方を親父ギャグとして取り締まってほしい気がする。
みなさんもセクハラおじさんに言ってやってください。
セクハラするのかっこ悪いよ!
クールじゃないよ!
おじさん、アンクールだよ!
自主的に座布団は返上します。