「天晴爛漫!」がおもしろい!
新年ですね、浮草堂です。今年もよろしくお願いします。
挨拶どころではない。
よっぽどの事態が起きました。
日頃わたくしは円盤を買わない生活を送っているのですが。
いや、宇宙船の話じゃなくて。
アニメのDVDを買わない生活を送っているというか買えないんだよ! 手元不如意でな!
まあ、このように情緒不安定な書き出しをするほど、おもしろいアニメに出会ったんですよ。
買っちゃったんですよ! これはよっぽどの事態ですよ! 買ったのがわたくしでなくソクラテスだったらどうなりますか!? 弟子が記録して世紀を超えて読み継がれるでしょう!?
まあ、ソクラテスはDVDとブルーレイ間違って注文したりしませんけどね。
むしろ新品未開封のブルーレイ1巻をトボトボ売りに行く姿とか、絶対記録されたくないし。
受け取った1300円を握りしめて泣き崩れるソクラテスなんて、記録以前に見たくもないでしょうけど。
ましてややけになってDVD全巻セットを注文なんてクサンティッペに知れたら、悪妻でなくてもブチギレMAXですよ。
くッ。スカッとするアニメの話なのに、悲しい話で始めてしまった!
とりあえず、「1300円では売れた」と自分をなぐさめる用に撮影した……。
売り上げレシート写真は消そう!
逆に見るたびに落ち込んでしまう!
(スマホをしまって)
さて、このよっぽどの事態を引き起こしたアニメ、「天晴爛漫!」の話です。
時代は20世紀初頭。
明治維新直後の日本に、2人の若者がおりました。
1人は空野天晴。
機械いじりが大好きで、機械いじりにステータス全振りした高機能社会不適合者。
1人は一色小雨。
半月流道場師範代。生活力的には意外とハイスペックなのに、器用に生きるスペックだけがない。
そして巻き起こるスチームパンク!
漂流事故から救助され、到着したのはロサンゼルス!
賞金で日本に帰るため、参戦! アメリカ大陸横断自動車レース!
魅力的な参加者たちがバカスカ登場する中、わたくしのハートを撃ちぬいたのはディラン・G・オルティン。
30代半ば以上(推定)で、伝説のアウトローサウザントスリーの1人。
従軍の功績によって無罪となり、英雄ディランと称される。
レース主催から雇われた優勝候補レーサー。
露出が極端に少ないドスケベコスチュームで、ひっぱたきたい尻をしているなー、と思っていたら、脱いでもドスケベ筋肉だった。
何が最後の説明はいらねえだろですか。一番重要でしょうが。一番重要でしょうが!
あ、あと、インタビューはスタッフ責任者に丸投げで、クール系のキャラと見ることもできますが。
藪をつついて蛇を出す天才な自覚があるので、なるべく喋らないように気をつけているんだと思います。個人的には。
喋るコミュ障な自覚があるから、黙るようにしてる人だと思います。個人的には。
いやいや、だってね、ストーリーのメインにサウザントスリーの1人、ギルティ・シガー。通称虐殺のギルとの対決があるんですけどね。
こいつがギルについて何も言わなかったら! 関わらずにいられた未成年者というかショタがいるんだな!
しかも一番重要なギルの正体については「俺もよく知らない」と。
いやお前、何がよく知らないだ!
「ぜんぜん知らない」だろうが!
あんなギリギリダッシュでテロを止めるはめになったじゃん! 「ぜんぜん知らない」なら何も言うな! そこは命がけのレース会場だツイッターじゃねえ!
……アメリカって大統領がツイッターで戦う国でしたね。
そんな自由の国アメリカ。
しかも未だに西部劇の時代。
に、プラススチームパンク!
新しい時代のパワーを感じる……。
DVDに付属のパンフレットで橋本昌和監督がおっしゃっていたまんまなんですけどね。
設定上は古い時代なんですよ。
背景はめちゃめちゃ20世紀初頭アメリカ。ノスタルジック。
しかし、マシンやメインキャラのデザインは――。
圧倒的にニューウェーブ!
マシンのスピードにノリノリで、爽快スカッと新時代!
ってなカンジで、「天晴爛漫!」がすっごくおもしろいという話でした。
(スマホからの通知)
……売上レシート写真はバックアップしなくていいんだよ! See you!
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