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今年初論語ネタ
今日は1/2。タイトルにもあるように、2025年第一回目の論語ネタである😄。
仲弓、季氏の宰と為り、政を問う。子曰く、有司を先にし、小過を赦し、賢才を挙げよ。(仲弓)曰く、焉んぞ賢才を知りて之を挙げん。(子)曰く、爾の知る所を挙げよ。爾の知らざる所を、人其れこれを舎(お)かんや。(子路第十三 二章)
仲弓(姓は冉、名は雍)が魯の実力者季氏の宰(執事か、地方長官)となり、政治のことを孔子にたずねました。それに対して、最初に「先有司」と発言しています。これは、もろもろの役人をちゃんとそろえて、という意味でしょう。勤務評定のことと思われます。小さな過ちは赦し、賢才を推挙せよ、と孔子はアドバイスしました。
「どうやって賢才を知って、これを推挙できるのですか?」と、仲弓はたずねました。
ーーおまえの知っている賢才を引き立てなさい。おまえの知らない人材は、ほかの人がそのままにしておくはずはない。
あなたがAという人物を取り立てると、AよりもすぐれたBがいる、と何処かからあなたに言ってくるものです。
ーー先(ま)ず隗(かい)より始めよ。
ということばがあります。
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戦国時代、郭隗(かくかい)が燕の昭王に述べた賢者を得る方法です。「まず私めを重用しなさい。そうすると、あんな人間よりわしの方が上だと、ずいぶん賢者が集まります」と言い、王がそのとおりにすると、はたして各地から賢者が集まった、という話が『戦国策』にのっています。このエピソードを思わせる話です。
(『論語抄』陳舜臣より一部抜粋)
『戦国策』は、前漢の末に劉向(りゅうきょう)が、天子の書庫を整理したとき、散乱した竹簡を整えてまとめた書物なので、孔子や仲弓が知ってる筈はないが😁、ギャグだから(笑)。
見出し画像は、内容に出番が無いので、割り込んできた子路と、ちょっと呆れた仲弓😁。仲弓こと冉雍は、孔子より二十九歳下とある(らしい)から、子路は、それより二十歳年上になるのだが…😁。困ったちゃんだな😅。
先進篇で、孔子から「由(子路)は人を兼ぬ(出しゃばり)」と言われているが、ホントの発言かどうかは不明😄。
🐻