茶席の漢詩
一昨日、図書館で「茶席からひろがる漢詩の世界」という本を借りた。
茶席には、だいたい禅語が書かれた掛け軸が床の間にかかっている。
題禅院・・禅院の壁に書きつける。
百分・・百%
負・・背を向ける、離れる
公・・あなた。酒への呼びかけ。
船形の酒杯をグイッとあおれば
大杯は一気に空っぽ
十年に及ぶ青春の日々
酒よ 貴公に背を向けたことはなかった
今では年老いて耳ぎわの髪も白くなり
禅寺の長椅子に腰かける私
近くでは茶を煮る煙が立ち昇る
花びらを散らす風のなかで
杜牧さんの詩だけど、春の詩だから季節外れ😅。
「茶席からひろがる漢詩の世界」で紹介された詩の作者を説明するページの、杜牧さんの紹介文が、下の絵にある。
昔の中国人は、思いついた詩を壁に書くってことを、よくやったらしく、『水滸伝』の宋江も、大言壮語した詩を壁に書いて、謀反を疑われ、とんでもない騒動になったエピソードがある(笑)。
公共の建物に落書きしてはイカンぞよ!という教えかな?😁
🐻
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?