古典の日
『紫式部日記』の1008(寛弘5)年の11/1の記述に、『源氏物語』に関する部分があることから、これが日本を代表する古典文学の『源氏物語』に関する最古の記録であることから、今日は「古典の日」だそうな。
なので、古典に関する「論語」子罕篇15章目から。
先生は言われた。「私が衞から魯に帰国した後、音楽は正しく整理され、雅や頌はそれぞれ『詩経』の正しい位置に分類、整理された」。
孔子は、約十四年の諸国遊説?の旅に終止符を打ち、生国の魯に帰国したのが六十八歳の時だった。
以後、亡くなるまでの五年ほどの年月を、弟子の教育や、古典の整理、編集に専念した。
もっとも、現在伝わる『詩経』の形になったのは、孔子の生前であり、今日は孔子の事業でないとされている。
しかし、『史記』孔子世家に「韋編三絶」と、易を愛読して竹簡を綴じる紐が何度も切れたという故事もあることから、詩や易などの古典を整理したというか、次世代に伝えるようにしていたのは事実だろう。
見出し画像は、愛読した訳ではないが、力入り過ぎて竹簡の綴じ糸をぶち切ってしまった子路(笑)。
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