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禅語と論語

 お茶席には、禅語が書かれた掛け軸が床の間にかかっいている。

 昔は、禅師の説法を聴いていた名残らしい。
 なので、掛け軸にする書は、お寺のお坊さんか、茶道の宗匠が書くものなんだとか。

 『茶席の禅語ハンドブック』という本に、「仁者寿(にんじゃのじゅ)」という言葉が載っている。
 『論語』から来た言葉で、元は

山の中に茶店?

 先生は言われた。「知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。知者は動的だが、仁者は静的だ。知者場楽しく暮らし、仁者は(穏やかに暮らして)長生きする。」

 『論語』では、「仁者寿」の部分を「仁者寿(仁者はいのちながし)」と読むようだ。

 もっとも、孔子が仁者と目していた顔回は、四十一歳で若死にしてしまったが…。

 病気や災害死しなければ、心穏やかに長生き出来る、と言いたかったのかも知れない。

            🐻

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