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我が家の「アタック25」の楽しみ方
クイズが好きで、テレビでしていたら見てしまい、勝手に参加してしまう。
「東大王」は漢字など難しい問題もあり、「Qさま」は簡単な問題と難しい問題の落差が激しく、「ネプリーグ」は簡単すぎる。
私にとってちょうどいい難易度なのが「アタック25」である。
番組を毎週録画して、だいたい奥さんと見ているのだが、奥さんはクイズに興味は全くなく、ただ私の趣味に付き合ってくれているだけである。
それでも毎週見てると、「パネルの取り方が悪い」だの、「問題が簡単すぎる」など一丁前な事を言うようになってきた。
最終的に一番多くのパネルを獲得した回答者には、最後にボーナスステージ的な問題があり、自分以外の回答者が獲得したパネルで隠された映像から、地名や国名、人名や建物の名称などを答えるので、獲得した枚数は多い方がいいし、真ん中が開いている方がヒントになる情報は入ってきやすい。
奥さんは一丁前にそこまで考えているのだが、真ん中はひっくり返される可能性が高く、端の方が枚数を計算しやすいという事を度外視している。
「最終問題のことまで考えられてないな」
とか、言っているのだが、まさに取らぬ狸の皮算用で、そもそも優勝することの考えが足りていないように思うのだが、そんな奥さんと見るのもまた楽しい。
ほとんどの問題がわかっていない奥さんが、どのように問題の難易度を計っていたいたのか不思議だったのだが、意外と単純なことだった。
「え、だってあんたの方が答えるの早いやん」
私を基準にしてくれていた。
私が答えられる=問題が簡単という図式が成り立っていたようで、褒められているような、バカにされているような、よくわからない評価だったが、元来ポジティブな私は、とりあえず、
「そやな、ありがとう」
と、答えて、冗談で
「1回出てみよかな」
と、言ってみた。
週ごとに、括りというか、スポーツ好き大会や、30代大会、みたいなものがあり、親子大会や、夫婦大会も定期的にやっている。
「夫婦大会でてみるか!?」
と奥さんを誘ったら、
「いや、私はいいわ。全くわからんから」
と、そっけなく返されたが、続けて、
「でもあんたはほんまに出てみ」
と、言われた。
私が答えられる問題=簡単と思われていたはずだが、考え方を変えると、難易度が低い問題であれば戦えると思ってもらえているのかと考えると、自信が出てきて、
「何大会でよかな?」
と、聞いてみると、
「奥さんに借金あるやつ大会やろ」
と、言われた。
確かに、この前の車検で若干お金が足りず、奥さんにお金を借りて、現在、鋭意返済中である。
「数枚獲得したら、完済できるし、パーフェクトやったら100万やで!完済して、お小遣いにもなるやん」
と、真剣な顔で出演を後押ししてきた。
てっきり、クイズの実力で出演を勧めてくれているのかと思えば、債権者として、債務者の返済のアテを考えてくれてたのである。
借金返済のためにアタック25出るやつおらんし、
「奥さんに借金あるやつ大会は」は、カイジくらい壮絶になりそうやし、
スポンサーもジャパネットじゃなくって、帝愛グループになりそうやけど、
あったら出ます。