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デザインチームが社内下請けを脱却するためにやってきたことまとめ

ラクスデザインチームのうえだです。

弊社ラクスでは、楽楽精算や楽楽明細をはじめ
複数のBtoBサービスを提供しています。
昨今では、BtoBサービスにおいてもデザインの重要性が認知され始め、
デザイナーがサービス開発の上流工程から参画し、活躍されているのを多く見受けますが、正直弊社ではまだまだこれからといった状況です。

そこで、振り返りも兼ねて
私たちデザインチームが社内下請けを脱却するためにやってきたことをまとめてみました。

デザインチームを取り巻く状況

私が入社したのは約1年半前になりますが、
その頃のデザインチームを取り巻く状況は以下のようなものでした。

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これまでは、それぞれの状況に対して各メンバーがボトムアップでアプローチしていましたが、そえだけではなかなか状況を変えることができず、結果としてデザイナーが社内下請けのような存在になっていました

そこで、「まずはデザインを理解してもらい、役割を認識してもらおう」ということで社内に向けたPR活動をしていくことになりました。

やったこと

1:コアメンバーへの説明会
管理職など開発プロセスの中で影響力の強い社員を集め、
デザイナーの役割や今後の展望についての共有を行いました。
こちらは今後も定期的に進捗を報告し、活動内容をPRしていく予定です。

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2:デザイン勉強会の開催
デザインという工程がブラックボックス化し、「何をやっているかわからない」という状態になっていたので、エンジニア向けにデザインのプロセスや思考法を説明する勉強会を開催しました。
まずはフロントエンドエンジニアに向けに開催しましたが、反応も良く、
共通言語で会話できるようになったのでコミニュケーションコストも削減しそうです。

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3:社外のデザインにまつわる動きを共有
他社での取り組みやトレンドなど、社外のデザイン関連の情報を社内チャットを利用して配信しました。
元々はデザイナー同士の情報交換の目的で作成されたチャネルでしたが、
今では参加者も増え、エンジニアや企画職の方も投稿してくださるようになりました。
(少しずつデザインへの関心が高まっている気がしています…!)

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4:社外活動を社内へ周知
デザインチームでは、noteでの情報発信やセミナーの開催など社外に向けた活動を行なっていますが、そういった活動を都度社内に向けて周知しています。
チームとしての活動に関心をもってもらうためというのもありますが、
こういった活動しているところを知ってもらうことで、社内の思いがけないところから協力者をえられるかもしれないという思惑もあったります…😏笑
実際に、記事やセミナーを自身のSNSでシェアしてもらえたりするのでとても助かっています!

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5:実績を積み上げる
どれだけデザインの有用性や意義を説明しても、目に見える成果がないと納得感を得られません。
そのため、各メンバーが個々に奮闘したというのもあります。
ただ、現状はその実績や成果を定量的に測定することが難しく、うまく発信しきれていないので、その辺りが今後の課題です😔

まとめ

これまでに様々な方法で社内PRを行なってきましたが、
社内下請けになってしまう要因には、周囲の理解や認識の問題だけでなく、
私たち自身のスキルや知識不足や事業・環境の影響などもあるため、
これだけで状況が劇的に改善するかというとそうでもないです。
ただ、視点を共有し課題感を知ってもらうことで、自分たちだけで抱え込まずに、組織全体で向き合えるようになるのではないかなと思っています。
(とはいいつつ、期待感は高まってきたようで、デザイナーに依頼や相談などの声がかかる機会が増えてきてはいます✨)

組織にデザインを浸透させるのに銀の弾丸は存在しなさそうなので
引き続き、定期的な情報発信と実績の積み上げで信頼を得ていこうと思います🙋‍♀️


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