「JINRO」

それはたのしいおちゃ、けっとばしたverse
鳴かず飛ばずでもエンドラインへたどりつく
まずまずのソリューション
疎流からながれてちゃんと消えていった

あんよ、アンド、明暗の温度よ
しっかり掴み取れ
その暗渠も安堵にならなくとも

かわりないかわいい言い訳
しがんだ手が詩を書く 日々がランダムにえらんだ
苦楽ともにした助手席に鳴るクラクション
ふらつくモンスター、ハンダごてでようせつしがちな
きもちならいつだってふれていたい

小説じゃないのよ
きもちや賞味期限のご近所の果てまで
あて名書きのないこづつみを、ぽん、とうつ

赤い眼をこすって
梢にもなれなかった止まり木へ
あしをおろす、ロス、ろす、とおりこす
折り切ったはずの千羽鶴、われた



   

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