英国赤門学友会

英国赤門学友会は2009年設立、英国ゆかりの東京大学卒業生・教職員経験者および交換留学の現役東大生によるネットワーキング・コミュニティです。noteでは、イギリスで仕事をする会員の人物紹介をしています。お問い合わせは事務局へ。 info@akamonkai.uk

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メンバー紹介 目次

個性豊かな当会メンバーを順次紹介しています。英国 / 赤門に限らず、グローバルに活躍したい・海外留学や国境を超えた仕事に挑戦したいの方々を応援するメッセージです。 001 富田英揮さん - つなぐ人  #株式会社日本取引所グループ #駐在 002 中石斉孝さん - 制度作りの極意を知る人  #JETRO #経済産業省 #駐在 003 大平考一さん - 漕いで、走って、審査する人  #三井住友銀行 #駐在 #単身赴任 004 地主純さん - 旅を仕掛ける人  #日本政府

    • 杉田浩一さん - なりたい自分になる人

      50歳を過ぎてから、ドメスティックな銀行マンからグローバル企業の内部監査人へ転身。 かたわら、子供の頃から続けてきた趣味のトランペットの舞台での大失敗がきっかけで専門書の翻訳出版も実現。なりたい自分の夢を追い、公私ともに快進撃を続ける杉田さんの挑戦と情熱を伺いました。 クローバルな仕事への転身1987年に経済学部を卒業して30年間は三井銀行(現三井住友銀行)に勤め、8年前に日立製作所に移りました。銀行時代は国内業務に従事していて、一度も海外駐在や留学の経験はなかったのですが

      • 三反園哲治さん - 本を読む人

        ロンドンのFinancial Timesの同僚から親しみを込めて「サンタさん」と呼ばれている三反園さん。どんなに忙しいときでも本を手放さない読書家です。インタビューでは、洋書で小説を読むこと、憧れの作家から直筆サインをもらうという趣味、そしておすすめの本・読書術について伺いました。 海外特派員を志して新聞社へ1991年に新卒で日経に入社しました。経済の専門紙だから世界の主要都市に拠点があり、記者が海外に出る確率も高いと踏んでいました。 最初に配属されたのは名古屋支社の編集

        • ルーク・ダガンさん - グローバルに解決策を求める人

          日本が好きになったきっかけ 「これ、誰の?」ーそれが、僕が初めてナマで捉えた日本語でした。 メルボルンの高校生で、日本の姉妹校から短期留学に来ている生徒たちと一緒に動物園に行った時。たまたま、隣の子が落とした帽子を後ろの子が拾い、そう声をあげたのです。 聞いて理解した時「学校で習っている言葉が本当に使われている!」と驚きました。自分が抽象的に勉強してきた日本語が、一億二千万人が生活で使うリアルな言葉として感じられた瞬間でした。もっと真剣に勉強して日本に行ってみたいと思

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        マガジン

        • 英国赤門学友会 メンバー紹介
          27本

        記事

          佐藤信人さん - ドイツ語に目をつけて海外への切符を手にした人

          クリスタルキングを聴きながら 岐阜県大垣市の生まれです。父がニュース好きで、毎日帰宅すると、民放からNHKへとニュースをはしごしていました。新聞を踏んだり跨いだりすると叱られたので、子供心に「神聖」なものだとの感覚が植え付けられたようです。こうした体験が、今の仕事につながっているのかもしれません。 中学は、地元の公立に行くと坊主頭にしなければならないのがイヤで、名古屋の私立に進学し、中高6年間、片道1時間半ほどかけて通学していました。 大学で東京を目指したのは、とにか

          佐藤信人さん - ドイツ語に目をつけて海外への切符を手にした人

          世界への扉

          「世界への扉」 パリに着いた。 空港を出て、ホテルに到着する頃にはすっかり夜になっていた。 見知らぬ異国の街を歩く緊張感が体をほてらせ、 少し肌寒くなった9月の夜を押しのけていった。 凱旋門のすぐ南の小さなホテルだった。 チェックインを済ませて荷解きをして、 もう一度、旅が始まったことを確かめに外に出た。 クリーム色の外壁に鉄色の帽子を被せた パリらしい建物がどこまでも並んでいた。 街灯のオレンジが、行儀のよい街並みを異世界のようにした。 人もほとんど歩いてい

          小澤拓朗さん - センス・オブ・アライバルを追及する人

          何が向いているか分からないまま 大学時代は経済学部で国際金融の植田和男ゼミに所属していたので、卒業後は金融業界に進む人や官僚になる人に囲まれていました。 私は投資やトレーディング等の金融業務に興味はあったものの「やってみないと、それが自分に向いているかわからないなあ」と思っていました。そこで、組織内でのジョブ・ローテーションがある日系金融機関に入り、様々な金融業務だけでなく世の中のことを学んでいけたらと考えて東京三菱銀行に就職しました。 最初は青山支店で中小企業向けの

          小澤拓朗さん - センス・オブ・アライバルを追及する人

          山本英子さん - 一年の休暇にも”知”を生かす人

          知財一筋のキャリア、1年間のサバティカル 大学院の機械工学科を卒業して最初に就職したのは、日立製作所の知的財産権本部でした。そこで日本の弁理士資格を取りました。30歳のときにシドニーに移住して弁理士事務所に就職し、オーストラリアの弁理士資格も取りました。そして現在は、政府系研究機関CSIRO(;Commonwealth Scientific and Industrial Research Organisation)、日本でいうと産総研にあたりますが、全豪で5,500人ほど

          山本英子さん - 一年の休暇にも”知”を生かす人

          金久直樹さん -国際交流を楽しむ人

          海外への憧れから渉外弁護士に 私が渥美坂井法律事務所・外国法共同事業に入所したのは、金融法務に興味があったことと、海外案件を多く手掛け、外国弁護士も多く、留学にも行きやすい国際的な雰囲気に惹かれたからです。 10代の頃から海外の音楽やカルチャーが好きで、いつか外国に留学したいという憧れを持っていました。それが具体的になったのは、駒場の教養課程で所属した高山博先生の「国際政治・経済・社会の変容とメディア」というゼミでのことです。毎週大量の文献を読んで議論をするスパルタなゼ

          金久直樹さん -国際交流を楽しむ人

          土地陽子さん - グローバルキャリアを紡ぐ人

          国際的なキャリアとは? もともとはインベストメント・バンカーです。新卒で東京銀行に就職し、英国とのご縁はそこからの派遣でオックスフォード大学に留学したことが始まりです。帰国後に英国人の外交官と出会って結婚し、世界銀行(米国ワシントンDC)に移籍しました。その後、1999年に英国に引っ越して以降、日本勤務の期間を除き家族と仕事のベースをロンドンに置いています。 この20年あまり、日本のグローバル企業のIR (投資家向け広報)の仕事をしてきました。しかし、今年の4月にちょう

          土地陽子さん - グローバルキャリアを紡ぐ人

          上垣渉さん - 言語を集める人

          言語学者のみちのり 私は言語学の研究者です。もともと子供の頃から言語に興味をもっていたのですが、そのきっかけともいうべき体験は今でもはっきり覚えています。 1年間だけ両親の仕事の都合でアメリカで暮らしていた時期があります。当時5〜6歳だった私は、3ヶ月ぐらいの短期間で急速に英語を覚え、電話で友達と喋れるくらいになっていたのに、日本に帰国したらすぐに忘れてしまったのです。幼いながらに言語を失った経験がショッキングで「なんで日本語は自由に扱えるのに、英語はすぐ忘れてしまった

          上垣渉さん - 言語を集める人

          坂井華奈子さん - 計画外のチャンスに備える人

          子連れ夫婦でハーバード留学 2014年、新卒でマッキンゼーに就職しました。2017年、長男の育休中に夫がMBA留学をしたいと言い出しました。子供が小さいから国内を考えていた彼に「折角なら海外に行けば」と焚き付けたのは私です。ついでに自分も留学の夢を叶えられたら効率的だと思って挑戦したら、運良く夫婦揃ってハーバード・ビジネス・スクール(以下HBS)に合格しました。 受かってから、悩みました。HBSはケーススタディに向けた課題が重いことで有名なので、学業と子育てとの両立がで

          坂井華奈子さん - 計画外のチャンスに備える人

          市川誠一郎さん - テニスのプロの人

          25歳からテニスのプロを目指す 子供の時から1番になることが好きでした。受験戦争に勝つことにのめり込んで育ち、勝負としての勉強をしているうちに開成中・高から東京大学へ。だけどそこで好きになったのは音楽です。講堂のパイプオルガンを何時間も弾いたり、渋谷のジャズ喫茶に入り浸ったり、ギターを片手に世界中の国の音楽探訪の旅に出たり。 大学卒業後も普通に就職する気はなくて、フリーターをしながら作曲家を目指しました。東京藝術大学で講師をされていた野口実先生に師事して、​​パリの音楽

          市川誠一郎さん - テニスのプロの人

          佐崎孝教さん - 地方から世界に飛び出した人

          EMEA Regional CEOの仕事とは MUFG傘下の銀行や証券会社のEMEA(欧州、アフリカ、中東、ユーラシア各国を含む)における業務統括をしています。EMEA地域の従業員は約3,500人、そのうち約2,000人がロンドンにいます。日本からの駐在員は200人くらいで、現地採用の日本人が100人強。圧倒的多数が、イギリスやコモンウェルス*の国々や大陸ヨーロッパ他外国出身という、多様性に富んだ組織です。 この仕事の好きなところは、組織の内外の色々な人に会えることです

          佐崎孝教さん - 地方から世界に飛び出した人

          生島芳子さん - 骨髄脂肪の謎を追う人

          骨髄脂肪を追ってエジンバラへ 私は医学部を卒業してからすぐに研究の道に入りました。現在研究しているのは、骨髄(骨の中心部)の脂肪細胞(下図参照)です。 再生不良性貧血という血液の病気になって造血機能が障害されるとこの骨髄脂肪が骨髄の中を満たすようになる (脂肪随) ことが知られていますが、正常な骨髄の中にも骨髄脂肪細胞は存在していて、加齢や肥満、性別の違いなど様々な状況で増えたり減ったりします。 私は博士課程の学生の時に、造血幹細胞 (血液の細胞を作り出す元になる細胞)

          生島芳子さん - 骨髄脂肪の謎を追う人

          松田康宏さん - 財務の目で国際関係を見る人

          財務公使の仕事 在英国日本国大使館の財務公使を務めています。主な仕事の内容は、英国のマクロ経済・財政・金融に関する情報収集など。公式なレセプション等への出席や個別面会を通じたネットワーキングに努めるかたわらで、日本酒輸出振興が国税庁の管轄であることから、日本のお酒を英国に広めるためのプロモーションも担当しています。 今年(2023年)2月にジャパンハウス・ロンドンで開催された令和5年天皇誕生日祝賀レセプションでも、ブースを設けて来賓に日本酒を振舞いました。 実は、在外

          松田康宏さん - 財務の目で国際関係を見る人