私が「あざらし幼稚園」にはまる理由
「あざらし幼稚園」がユーキャンの2024年の「新語・流行語大賞」にノミネートされました。
「あざらし幼稚園」=「ピーテルブーレンアザラシセンター」(Zeehondencentrum Pieterburen)とは…。
私も「あざらし幼稚園」発の動画やライブ、ストリーミングを楽しく視ている日本人のひとり。
なんでこんなに「あざらし幼稚園」に心惹かれ、ライブを追いかけてしまうのかについて、個人的な所感を書いてみます。
まずは言うまでもないことですが、あざらしがかわいい。
赤ちゃん~幼年期の、愛らしい時期のおちびばかりですし。
さらに飽きない要因として大きいのは、カメラに映るあざらしのメンツに変化があることでしょうか。
この施設は、ケガや病気のために治療が必要な野生の赤ちゃんあざらしを保護し、治療し、健康体に戻して生息地の海にリリースすることを目的としています。
保護された仔は、基本的には、
・フェーズ1…屋内で治療を施す
・フェーズ2…屋外のプールでリハビリ
・フェーズ3…広いプールで独り立ちの準備
というステップをふんでいきます。
だんだんと元気になり、スタッフさんの手からではなく、ひとりで水中の魚を拾って食べられるようになり、体重が増えていき、最終的に故郷の海に帰還していく。
各フェーズごとに、複数のあざらしがいることが多いので、見守るべき対象は常にたくさんおり、個々の回復具合によって前後しつつも、順繰りにフェーズを進んでいきます。
リリースに向けた前向きな新陳代謝がエンドレスにあるという点が、動物園のストリーミングと異なる点で、飽きてしまわない要因の一つになっているかなと思います。
また「あざらし幼稚園」は野生動物の一時保護施設ゆえに、自然界での自活が難しいと診断した個体については、いたずらに保護を長引かせず、すみやかに安楽死の処置を取っているようです。
予算も設備も人員も有限なので致し方ないことなんでしょうね。
とはいえ、そんな厳しさドライさに接してしまうと、外野の視聴者としては、「入園」した仔がいっそう心配になります。
祈ったり応援したりしながら、すべての「園児」が元気になって進級し、じゅうぶんに太って、無事に「卒園」していくのを見届けたいと、目が離せなくなってしまうんです。