「選定療養」でジェネリック薬品に
先月(10月)の話です。
難病持ちのため、ほぼ隔月で通院しています。
薬局に回って処方箋を提出し、待っているところで、薬剤師さんに声をかけられました。
「…前回もご説明したのですが、今月から、すでにジェネリックが出ているお薬に関しては、従来通りのお薬をお出しすると、自己負担額が増えることになりますが…」
そういえば前回、そんなことお話しされていたかも…。
厚生労働省による医療保険改定の一環として、「選定療養」という制度が開始されたそうで。
医師の指示などの特段の事情無く、後発品(ジェネリック)が既にある薬に関して先発品を使い続けたい場合、これからは「特別の料金」を徴収することになる、ということです。
「特別の料金」=先発品とジェネリックの薬価の差の25%(消費税別)。
自分の場合、薬品は3種類処方されていまして、
①ジェネリックはない。
②薬価差額の25%=約3円 → 4週分28錠で約84円
③薬価差額の25%=約122円 → 4週分56錠で約6800円
③が高額なのは、難病用の「希少疾病用医薬品」だからです。
今まで、指定難病医療費助成制度のおかげで、一定の自己負担額で済んでいましたが、この「特別の料金」は公費負担外で、課税対象でもあります(消費税がかかる)。
こんな出費増は、無理です、ハイ。
さいわい、私の薬は病状にダイレクトに影響してくるような薬ではありませんし、ジェネリックに変えてもらいました。
主治医には、あとで伝えておけばいいかと…。
医療保険財政を改善するための政策らしいけれども、ここまで苦しいのですかね。
しかしここ数年、ジェネリックを含む医薬品が慢性的に不足していると側聞していますが、そっちの対策はしているのでしょうか。
患者さんが、いざジェネリックに変えようとしたら薬局に在庫がなく、医師とのあいだで混乱する事態などあったら、気の毒なんですが…。
昨日、家族が持病の薬を貰いにクリニックに行ったところ、先生が「いま薬がなくて困っている、抗生剤とか咳止めとか、よく使うものが…」等と愚痴っていたらしいんですが。