Ukaの旅紀行ー推し友と福岡編ー
今回の旅は今までとはひと味違う旅になる。
計画を立て始めた昨年度末からそう予感していた。
主目的は推しの出演舞台を観に行くこと。
いわゆる遠征というやつである。
5月末、推し活を通じて知り合った友人たちと一緒に福岡に行ってきた。
通過したことはあるけれど上陸ははじめてだったので、福岡のおいしいものとか名所とかを調べてわくわくの私。
というか、シンプルに家族以外の人と旅行っていつぶり…?
下手したら大学の卒業旅行ぶりとかじゃないだろうか。
あれからだいぶおひとりさまを極めてしまったので、久々の人と旅行の感覚に若干の不安も覚えつつ、Ukaの旅紀行福岡編、スタートです。
《1日目》東京ー福岡
4:56 高速バスで羽田へ
旅の始まりが早いのなんの。
ひとり旅なら絶対にたてないスケジュールである。
正直起きられるか不安だったけれど、意外とすっきりと目が覚めた。
最悪高速バスの中でメイクをして…とか考えていたが、ちゃんと自宅でメイクまで済ませてから家を出る。
今回は羽田空港から福岡空港までANAで飛ぶ飛行機の旅だ。
絶対朝起きられないけどどうする??と前乗りの話も散々したが、やっぱりお金はかけたくないということで早朝に空港集合になったわけだ。
幸い最寄りから数駅行ったところから羽田行きの高速バスが出ていたので、それに乗り込む。
早朝のバスはガラガラで、おかげさまでゆったりと羽田まで向かうことができた。
7:05 羽田到着。そして合流。
高速バスの中である程度寝た私は、羽田に着く頃には結構元気だった。
この一年でひとり旅にハマったり、今年すでに遠征の予定がいくつかたっていたりでこれを機に買ったキャリーケースを転がしながら空港内を闊歩する。
落ち着ける場所を見つけてゆったりと友人たちを待った。
無事に友人たちとも合流し、早めに機内保安場を通過する。
空港の検査もものすごく久しぶりだったので、何も悪いことはしていないのに無駄にドキドキした。
そもそも私は飛行機をあまり使わない。
単純に苦手。
飛行機苦手3人組の飛行機旅である。
だって新幹線だと時間かかるから…。
そんなわけで、機内保安場のテクノロジーの向上っぷりにも目を見張った。
レーンによっては液体を外に出さなくてもいいシステムが導入されているらしく、前日の晩慌てて化粧水系をジップロックに詰めた私の作業は徒労に終わった。
8:30 離陸
そしていよいよ離陸の時。
先述の通り、今回の旅のメンバーは全員飛行機苦手勢なのだが、それぞれ詳細はこんな感じ。
私→落ちるから嫌だ
友人A→気圧変動で耳がつらい
友人B→離着陸時の音と揺れが怖い
そんなわけで3人並んで仲良く手を繋ぎながら離陸に耐えた。
本当になんで飛行機で行こうと思ったのか。
10:32 福岡空港に到着
約2時間のフライトの末、無事福岡空港に到着。
2時間といえば新幹線の東京大阪間くらいの時間で九州まで飛べてしまうのだから飛行機ってすごい。
そして今回は宿泊場所、劇場、行きたい場所を考慮してフリー切符を購入することにした。
大人640円でなんと福岡市の地下鉄(空港線・箱崎線・七隈線)に1日乗り放題!
観劇のスケジュールが最優先の関係で行ったり来たりが激しそうだったのでこれは嬉しい。
乗り放題の範囲が広く、駅の改札で買えるので、福岡市を旅行する時はとてもおすすめ。
11:37 昼ごはん〜博多ラーメンShin-Shin〜
さて、福岡に着いて一発目の食事は博多ラーメンShin-Shin。
私はまったく知らなかったのだけどかなり有名なお店らしく、到着した時にはすでに長蛇の列が出来ていた。
周辺にはいい匂いが漂っていて、早起きで朝ごはんが早かったおなかにダイレクトに届く。
屋根はなく店内で待てるお店でもないので、暑い日や雨の日は結構きついかもしれない。
この日もそれなりに暑かったので日傘で日光を凌いだけれど、夏が本格的にやってきてからだったらたぶん耐えられなかった。
だいたい30分くらい待つと店内へと案内された。
早速注文を済ませ、知っている人のサインを探す我々。
そうこうしているとあっという間にラーメンが運ばれてきた。
さすがラーメンというべきか。
博多ラーメンShin-Shinのラーメンは、細麺とあっさりとした豚骨スープが特徴。
細麺好き&豚骨ラーメン好きにはたまらない一品だった。
空腹だったのもあって無心で食べ進める。
感覚だけど、麺が他のお店とはだいぶ違ったような気がする。麺自体がすでに香ばしいというか…どことなく蕎麦っぽさを感じた。
香ばしい麺がほどよい濃さの豚骨スープとよく絡んで本当に絶品!
14:15 カラオケで休憩
初日の観劇は18:00公演。
と、このあたりで体力に限界がくる。
さすがに早朝から移動していたのでひと休みしたいところだが、宿泊場所のチェックインまではしばらくあるね…という話になり、ひとまずカラオケに避難することにした。
カラオケに行けば歌うかなと思っていたらそんなことはなく。
約1時間、この先のイベントに向けてしっかりだらだらしたのであった。
15:00 チェックイン
ある程度体力も回復し、いざ今晩の宿へ。
今回宿泊するN33 Hakata sta Riversideは、アパートの一室を宿泊場所として借りるタイプの宿だ。(アパートタイプというらしい)
ホテルのような充実したサービスはないけれど、格安で泊まることができるのが魅力。
到着したらまずはチェックイン。
説明を見ながらタッチパネルを操作し、入り口のポストから鍵を受け取る。
この操作がちょっとややこしくて、ひとりで行くには少し不安かもしれない。
実際私たちも3人がかりでメールからパスワードを探したり鍵を回す方向を探ったりして、なんとか部屋の鍵を手に入れた。
さて、気になる室内。
値段も値段だったので賭けではあったのだけど、思ったよりもずっときれいで快適だった。
唯一お風呂だけはちょっと年季が入っていたけれど、使うには困らない。
タオルや歯ブラシ、ドライヤーなど、必要最低限の備品は備え付けてあるので、素泊まり程度ならちょうどいい。
潔癖の方にはあまりおすすめしないけれど…。
16:00 DANNY CHURROSで推しチュロス!
荷物を置いたら次なる目的地へ。
観劇までの腹ごしらえも兼ねて向かったのはDANNY CHURROS 天神・ソラリアステージ店。
推しチュロスの名でも知られるこちら、豊富なフレーバーから好きな味や色のものを指定してチュロスで文字をかたち作ってくれるのだ。
つまり推しの名前のチュロスが食べられてしまうということ。※要予約
東京にも店舗はあるのだが、今回たまたま遠征先が福岡ということでぜひやろうと立ち寄った。
価格は1文字あたりで決められており、ひらがなやアルファベット、記号などから選ぶことができる。
文字数が増えると1文字あたりの価格が安くなるのもうれしいポイントで、複数本購入かつまとめてのお会計の場合は文字数を合算してくれるのがありがたい。
フレーバーは基本のフレーバーに加えて限定のものもあり、それぞれがポップでかわいらしいカラーリングになっている。
好きな味を選ぶもよし、もちろん推しカラーを選んでもよし。
今回はひとり一本ずつ、
・推しの苗字(いちご味)
・推しの名前(フランボワーズ味)
・観に行く舞台のタイトル(パンプキン味)
で注文した。
まとめてお会計をお願いしたので計2570円。
お店のInstagramから予約をしたら、あとは当日向かうだけ。
その場で揚げてくれるあつあつのチュロスは大ボリュームで、観劇前の腹ごしらえにはぴったりだった。
文字数によるのだろうが、ひとつを1人で食べるには飲み物が欲しいかもしれない。
もちろんたくさん写真も撮った。
こういう楽しみ方ができるのも推し活のよさだと思う。
DANNY CHURROSは天神店の他、博多と東京に店舗が展開されている。
推しチュロス、ぜひ食べてみては?
18:00 観劇@甘棠館show劇場
いよいよ今回の旅行の目玉、観劇タイム。
甘棠館show劇場は商店街を少し入ったところにある小劇場で、こじんまりとしたいい雰囲気の劇場だった。
観に行った演目は、1週間ほど前に東京でも上演されていたものだ。
しかし都合があわず、私にとっては福岡一発目が初観劇。
ちょうど旅をテーマにした作品だったこともあって、ふとこれまでの旅路を思い返した。
今回の福岡旅行だけではなく、去年行ったひとり旅のことを断片的に思い出して「旅ってなんかいいな」と感傷にひたる。
観劇と旅の相性のよさをひしひしと感じる時間だった。
今年は大阪遠征の予定があと2回あるので、そっちも楽しみ。
21:30 人生初のもつ鍋〜博多もつ鍋徳永屋〜
観劇が終わると急におなかが空くのはあるあるなんじゃないだろうか。
というわけで、予約してあったもつ鍋屋さんへ。
博多もつ鍋の名店・徳永屋。
祇園駅から徒歩5分くらいのところにあるお店で、見るからに風格漂う店構えにちょっと緊張。
何はともあれ人生で初めてのもつ鍋である。
いろいろと味はあったんだけど、ここはスタンダードにみそのもつ鍋をチョイス。
運ばれてきた瞬間からいい匂いがふわっと漂って、ぐつぐつと煮立っているのが最高においしそうで…!
ひとくち食べるとはじめて味わうぷりぷり感に目を見張った。
好みがわかれると聞いてはいたけれど、たしかにこの食感が苦手な人も多いのかもしれない。
個人的にはそんなに苦手ではないのだけど、もつの脂にやられてあんまり量は食べられないことが発覚。
味も食感も大丈夫なのに…残念!
23:10 中洲屋台で飲み
一日の締めは中洲屋台。
もう日付も変わろうかという時間にもかかわらずとても賑わっていて、屋台の提灯が川に映り込んでいて綺麗だった。
一杯飲んで、宿に戻って1日目は終了。
気力が残っているうちにとTikTokを撮影した頃には全員くたくただった。
明日起きられるのか…?という一抹の不安を抱えながら、福岡の夜は更けていった。
《2日目》福岡ー東京
8:30 起床
前日あれだけはしゃげばすんなりと起きられるはずもなく。
私がたまたま、本当にたまたま少し早く起きられたので、示し合わせていた時間に友人2人を叩き起こした。
ぽやぽやした頭でもメイクとヘアセットはばっちりきめる。
なにせ今日も1公演、推しに会いに行くのだから。
10:00 チェックアウト、Paypayドームへ
チェックアウトを済ませ、さっそく向かったのはPaypayドーム。
特に何をしようという目的はなく、せっかく福岡まで来たなら行ってみようというだけの大変ライトな動機だ。
この日の観劇は12:00公演だったので、近くのフードコートでごはんを食べても少し時間が余るくらいかな…と思っていたら。
結構駅からが遠かった。
遠かったというか、すぐそこに見えるはずなのに一向に着けなくて焦る私たち。
Paypayドームはちょっと時間潰しで行ってみるものでもないんだなと学びました。
12:00 2度目の観劇
正真正銘の千秋楽公演。
東京、福岡と旅をしていた作品の終わりとあって、いよいよかと客席がどことなく寂しげな空気に包まれていた。
ひとつの演目を複数回観に行くのは珍しいことではない。
むしろ2公演しか行かないことの方が私にとっては珍しくて、なんだか咀嚼する暇もないまま終わってしまったような気持ちになった。
作品の幕が降りると同時に、私たちの旅の終わりもまた着実に近づいていた。
17:07 福岡タワーへ
舞台が終わるとあいにくの空模様になっていた。
今にも降り出しそうな天気とはいえ、最後の最後まで楽しまなきゃ損というものだ。
空港に戻りがてら立ち寄った福岡タワー。
スマホのカメラで普通に撮ろうとするとこの画角になるのかな…と思ったけれど、なんとタワーの全貌を撮ることができるスマホたてのようなものが設置されていた。
おかげでタワーと3人、見切れることなく記念撮影ができた。
ちなみに福岡タワーのある場所はシーサイドももちというらしく(ハロプロ好きとしては二度見してしまう名前だった)、かなり敷地が広い。
お土産物屋さんやアイスクリーム屋さんがあったり、チャペルが一望できたりと歩いているだけで楽しかった。
19:15 福岡空港を発つ
空港行きのバスに乗ったくらいから雨脚が強くなり始め、空港に着く頃にはちゃんと雨が降っていた。
そのため搭乗予定の飛行機が少し遅れ、3人で手分けしてお土産を買いながら搭乗時刻を待つことに。
誰かとの旅のいいところは、土壇場で手分けしていろいろと巻き返しが効くことだ。
観光と観劇で手一杯でお土産をすっかり忘れていた私たちは、空港内を駆けずり回ってお目当てのものを購入。
ちゃっかり帰りのおともまで買い込んだ。
19:15、無事離陸。
遠ざかっていく福岡の町が見えなくなるまで窓の外を眺め、そこからは旅の思い出をあれこれ話す時間だった。
早朝の合流はどきどきしたとか。
ラーメンがおいしかったとか。
ホテルが意外とよかったとか。
推しのお芝居はやっぱり最高だったとか。
あぁ、こういう時間はひとり旅だと取れないなぁとぼんやり思う。
みんなで旅するのもたまにはありだな。
そんなわけで、今回は珍しく友人たちとの旅でした。
人といるのはやっぱりそれなりに疲れるんだけど、でもすごく楽しくて。
なによりひとりでは味わえない“わいわい感"がとても趣深いものだなと思いました。
今回は推し活メインだったので、また今度ゆっくりと福岡にも来たいなぁ。
Ukaの旅紀行推し友と福岡編、お付き合いいただきありがとうございました。
また次のnoteでお会いしましょう。
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