イギリスの天気予報の英語表現#1 晴れ編
天気予報の英語は独特の言い回しがあります。イギリスでは天候がころころ変化する上に霧が出たりする場所がら、それらについてはいろいろ言い方がありますね。
なお本Note記事は気象情報や気象の専門的知識を提供するためのものではありません。ご理解のほどよろしくお願いします。
イギリスの天気予報の例
単純に晴れのち曇りところにより雨という分類ではなく、独特の言いまわしがあります。慣れないと天気予報を聞いてもどんな天気を想定しているのか理解できません。例えばこんな感じです。
Low cloud, mist and patchy fog clearing through the morning. A mostly dry day to follow with occasional sunny spells, although a few scattered showers may drift into southern parts this afternoon.
イギリスの天気予報に出てくる晴れについて基本単語と組みとなる表現を集めてみました。
Sunny
日中にお日様がちゃんと出ている感じです。
例
Sunny day しっかりした晴れの日
Sunny interval 雲の途切れから日が差すような感じでしょうか。
ちなみに、夜は太陽ではなく月なので、Sunny nightとは言わないですね。しかしながら、Moon nightは夜の晴れという意味でもつかいませんね。夜の晴れはClear Nightかな。
Sunshine
日光がまぶしい感じでしょうか。
例 Plenty of sunshine 日光が十分にうけとれる感じですね。
それにしても、イギリスの冬は日光が恋しいですね。夕方4時には暗くなってしまいます。Seasonal Affective Disorderという言葉もあるくらい冬は気持ちが滅入ってしまうのです。太陽が出ている時間が短いので日光を浴びるとうれしくなります。
Bright
快晴、まぶしいくらいの青空のようなイメージでしょうか。
例 bright day
Clear
空に雲がないいい天気
例 Clear sky Clear night
夜の晴れの場合のように、太陽は必ずしも出ていなくてもいい。
名詞だけでなく動詞としても使われます。Cloud and rain will clear
Dry
乾燥してしばらく雨の心配がないときですね。降水確率低い感じでしょうか。
例 Monday will start dry with sunny spells.
Sunny &Dryとセットて使うこともあります。Sunnyなら普通はDryなのは当然ではないのかと思うのですが、これも慣用句のようなものでしょうか。たしかにイギリスは晴れてていても突然降ってくる天気雨がありますね。
Spell(s)
私がイギリスに来てしばらくの間、天気予報の意味で分からなかった単語です。Spellとは天気予報でよく使われるのですが、意味としては一続きの。しばらく続くようなイメージです。イギリスの天気は変化が激しいのが基本で、しばらく天気が維持されることにわざわざそれを強調する単語があるわけです。可算名詞なのでa spell, spellsのように使います。
例
Sunny spells 晴れ間がしばらく続く
Spells of sunshine 晴れ間がしばらく続く
a few brighter spells 快晴が続く
Plenty of xx
受験でもおなじみのPlenty of ですが、なぜか晴れの表現とともによく出番があります。普段イギリスにはまとまった晴れがあまりないので、お日様が出ることを強調したいのでしょうか。
例
plenty of sunny spells 長い時間晴れ間が続く
plenty of sunshine 日光がたくさん
おまけ
イギリスは晴れでも短時間、雨が降ることがあり方角によっては虹を見ることができます。虹が2重に空にかかるダブルレインボーを見たことがありました。日本だとなかなかお目にかかることがないですね。