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ディテールの価値(2)
先日は竹中大工道具館に訪れました。
一度、2年前に来た以来、来てなかったですが、一回の展示ルームでの「SOMA」の展示を目当てに来ました。
初めてきたときには気づかなかった、空間づくりの上で大事なディテール、空気感を竹中大工道具館には多く感じる事が出来たので今日はそれを書いていこうかと。
まず竹中大工道具館は日本の古来から使われてきた大工道具や、世界の大工道具、木の組み方や、茶室なども館内に展示されています。
(余談ですがそれたまたまボランティアスタッフの方のツアーを聴きながら展示を聞く事が出来ましたが本当に素晴らしくて、建築関係、空間関係、デザイン関係の人はボランティアスタッフの方の説明聞きながら、展示を見ることをすごくお勧めいたします。)
展示館自体は地下3階までなのですが決して見るには疲れないほどの展示空間で、見る人が見れば1時間もいらないという方もいれば、何時間あっても楽しめる!という方もいるのではないかと予想されます。
下の写真は一階の展示ルームなのですが、この床面に今回の感動したディテールがありました。
床のフローリングの木材に合わせて、おそらく空気口か、展示の際に使う電気配線の口かと予想しているのですが、非常にこのディテールに感動しておりました。
近くで見ると確かに木材の色も合わせているがそれなりに存在感があるではと感じるのですが、離れて見てみると、どこに空気口のがあるのかは本当にちゃんと見ないとわからないレベルでした。(1枚目の展示空間写真でもあります。)
そしてもう1つ感動したディテールはロッカールームのサイン。
館内に展示されている鋸やノミ、などの大工道具のほとんどは木材と鉄でできていいます。その世界観、空気感でのこのサインの材質選びには唸らせるものがあります。
経年変化していくとともに、鉄自体もサビてはいくのですが、それがさらに空間に一体感を与えているようにも感じます。
人の手によって作られた、考えられた、その空間作り、アイデアに感動するばかりです。
今日はそんな、ディテールの価値(2)でした。