うき

日々のこと

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見えない言葉

写真は青森県立美術館の手すり。 学生時代からずっと訪れたかった美術館は、美術館としてもよかったのですが、それ以上に、この美術館をいかに集中して作品を鑑賞する空間にするか、という、建築家とデザイナーの徹底した空間づくりに非常に感動していました。 今日はそんな素晴らしい空間の中にあった「見えない言葉」についてグッときたので、思ったことを語ろうかと思います。 美術館の設計は青木淳さん、タイポグラフィ、サイン計画は菊池敦己さん、と有名なお二人がこの美術館を設計されました。美術館

    • 2024.11.19 23:45

      昨日の昼に母から連絡があってお婆ちゃんがそろそろ危ないかも、と連絡が入る。母は明日の昼の便で向かうという。僕は妻と昼ごはん食べながら祖母の現状伝えたりしていた。 僕はご飯を食べ終え新幹線や飛行機を調べていた。飛行機は高いし、新幹線は時間がかかって、みんなどうやって向かうかと気になり通知が溜まっていたLINEを開いたらさっき亡くなったと母が言う。 なんかあっという間というか、あまりにもふわっとしていて、あぁ、となる。少し忙しない感じで母がまた連絡します、と家族ラインで言う。

      • 2024.10.31 15:51

        家を出る前に寒いからと彼女がライトダウンを着ることを促す。外に出ると家の中よりあったかくてライトダウンですら来てる人が全然いないので、寒がりな奴みたいな感じになっている。 レコードのイベントがあるから覗きにきたが、いまいち自分の好きな分野がなくて少し無駄骨。パタパタとレコードを漁っている時にふと、オレは仕事もせずに何をしとるんだとなる。多分このゆるい生き方向いてないだろうなと思う。 淡々と日々が過ぎるとはこのことかもしれない。彼女が在宅な日は終業後の18時過ぎに晩御飯を食

        • 2024.09.30 15:18

          妻の祖母のお葬式が終わって僕たちはかなり疲れ果てている。2週間の旅行兼仕事中にその連絡が入って、僕らは5時間で神戸に帰り、5時間で富山へといく、およそ10時間の運転を経て葬儀場へと到着した。 夜中の運転は想像していたよりみんな荒々しくなくて、安全に遠くへと飛ぼうとしているような感覚があった。同じ速度で進みたい車を見つけては後ろをつけて、SAの入り口で別々になると、戦友と離れるような感覚を覚えている。ふわふわしてきたら途中で寝て起きてを繰り返す。朝方の光がすごく綺麗だった。

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        見えない言葉

          2024.08.27 00:35

          計画していた25日の家族会は無事に終わりひと段落ついている。仕事してないので落ち着いたもクソもないが。 会自体は大きな問題なく、想像の範疇でことが進んだが、会食中に話した内容がえらく頭に残って、今日1日はずっとそのことを考えていた。 転職中の旦那(おれ)が、なんやらふわふわしてる未来のことを話したので、向こうの親は不安になったのか、えらく僕に詰めかけるようにいろんな質問をしてきた。僕は言葉に詰まりながら自分の意思を適当に歪めて、それぽい返答をしてその場をどうにか取り繕った

          2024.08.27 00:35

          2024.07.23 11:48

          連日の猛暑でなかなか体力を奪われているが、もうエアコンを昼を回らないと付けないなどのルールを捨て、朝起きて暑ないなと感じたらつけることにしている。 昼間のこんな時間だがいま書ける感じを失わないように綴ることにする。続いている毎月投稿をここで閉ざすわけにはいかない。 相方の引っ越しを月の初めに無事に終え、二人分の荷物をどうにかこうにか詰め込んで、仕事部屋もとりあえず仕事ができるように解像している。冷蔵庫が二個あるのだが、これはこれで便利で二人で座ったままビールが手に届くこと

          2024.07.23 11:48

          2024.06.27 16:55

          中旬に東京、島根と飛び交いニートのはずだがなぜか珍しくやることが増えてきた日々になっている。大気は不安定で梅雨っぽい日々が続いている。カラッと乾いていた洗濯物も天気予報と睨めっこして計算して服を洗う日々である。部屋の掃除は相変わらずゆっくりだが進んでいて相方の引っ越しの目星も立ってきた。昨日家具を見つけて軽トラで持って帰ってきた。俺もやればできる。こんな雑魚い小さな成功体験増やしたい。 相変わらず銀行口座の金額は減っていくばかりだが、ノンストレスで過ごしている日々。ぬるっと

          2024.06.27 16:55

          2024.5.31 18:08

          最終日に駆け込むように日記を綴る。noteが今月綴ると13ヶ月連続で投稿しますよと警告してくるからだ。 仕事辞めてはや2ヶ月。なにもしてないような、ちょこちょこと仕事をこなし、ずっとふわふわと漂う不安や、なぜ自分が今生きにくいんだろうと思っているかを考えたりする。 月の初めのゴールデンウィークに合わせて、富山、新潟と巡り各々のおばあちゃんを訪れて挨拶をする。お互いのおばあちゃんはもう元気とは言えないけれど、このような機会をちゃんと確保できたことに感謝したい。僕らの命は先祖

          2024.5.31 18:08

          2024.04.25 22:03

          4月に入り僕は無職になり早くも3週間以上が経った。1日から18切符を握り締めて伊勢に行き、和歌山をぐるっとまわり、地元へ帰る旅をしたのちに母から聞いた話を頼りにそのあとは倉敷へ、丸亀へとぷらぷらとしていた。 旅先では文字通りいろいろあったのだがそれは別で日記を書いているのでまたまとめてからどうにか形にしたい、せねばいけない。 実家へと帰る日にいつもの道を歩いて、季節がら筍が生えてないか無意識に見てしまったり、橋の下の鯉はいるのかとか、山の形を見て、雲の形を見ていた。今住ん

          2024.04.25 22:03

          2024.3.27 20:03

          丸7年勤めた会社も今日が最後の出社となった。早いような長いような7年という時間軸を定めれないまま電車に揺られている。 先週出社した時に近くのラーメン屋さんを食べ納めようと訪れたがまさかの人員不足で今日はやらないとの張り紙があり、今日リベンジ。表には数人並んでいて、若い男の子たちが順番の名前を書くことを忘れていて店員さんに俺たちずっと並んでたんですよと、懇願して順番を抜かされたが俺は大人になったので澄ました顔をしていた。無事、甘口醤油の半チャンセットを啜り、冷たい麦茶をガブガ

          2024.3.27 20:03

          2024.03.22 09:14

          入籍してから半月ほどが経ったが一緒にまだ住んでいないからかそれほど結婚したという実感は生まれていない。彼女と家で「僕ら結婚したんだよね」と結婚以前と以後で特に変わらないこの感じを言葉で確認しあったりしていた。 閏日である2.29に区役所に行って窓口に行って僕らは夫婦になった。窓口ではおじさんが対応してくれて眉間にシワをせながら自分たちが想像した感じのおめでとうございますの感じでは全くなかった。ところどころでおじさんの行動に僕らは引っかかる箇所があったが僕らはその場で目を合わ

          2024.03.22 09:14

          2024.02.25 14:40

          先週はずっと雨で洗濯物が溜まりに溜まっている。昨日土曜は晴れたのにてっきり雨だと思って洗濯しなかった自分を責めている。 金曜の夜に友人たちにご飯をご馳走になって、結婚おめでとうの花束をもらう。ちゃんとした花束なんで初めてもらったが嬉しいもんなんだなと気付かされた。この気持ちを恩返ししたり、誰かにまたリレーしたいなと心から思ったりしていた。だがら何かの門出には花束がいつもいるのだなと考えたりしていた。 土曜日は食べ過ぎ飲み過ぎの自分達のリフレッシュ時間として数駅先で降りて歩

          2024.02.25 14:40

          2024.02.20 23:31

          知らぬ間に2月の中旬まですぎていることに気づいたのが三日ほど前。今月が終わると一年の6分の1すぎることになるのかと、当たり前のことを毎年思い起こしている。 ちらほらと梅なのか、桃なのかが咲いていて、ダウンだと少し汗ばんでしまうくらいあったかくなってきた。相変わらず家は寒いが毎日寝る前の日課だった湯たんぽにお湯を入れることが少なくなってきた。 庭の椿は相変わらず咲き乱れていて初めて咲いた一輪の嬉しさを忘れそうになっている。母に連絡したらうちも咲いたと写真を添えて送ってくる。

          2024.02.20 23:31

          2024.01.29 1:02

          彼女と予定が合わなかったが、観に行ってきなよ、と言ってくれて14:20開始のPERFECT DAYSに向かうことにした。彼女の出発予定と合わせて一緒に家を出て知り合いのところに寄ってから電車に乗る。 結婚に向けて決めることが多く、予定を前もって立てるのが苦手な僕は電車でいつも眺める海の姿を見ることなく色々と話し込んでいた。 映画まで予定があったので降りたことのない駅で降りて見ることにした。彼女から借りているコンパクトカメラに35mmを装着して、ブラブラと行ったことのない古

          2024.01.29 1:02

          2024.01.16 02:07

          仕事を辞めると言い続けていた自分が、ふと退職の連絡をしたのは糸が切れるとかより、葉っぱが落ちるみたいな感覚に近いかもしれない。辞める辞めると言って辞めれない、辞めないタイプの人間だと自分でも思っていた。ほんとに何かがあったわけではなく、ふわっと生まれた気持ちは枝から離れてただ落ちると言う、それだけのことだと思う。もういい加減終わりだなと思った。 書き終えた日には送ることができず、少し寝かせてからタイミングを見計らってメールをする。色々とよぎるが何が嫌だったんだろう落ち着いて

          2024.01.16 02:07

          2023.12.31 03:45

          センター街の所々に「迎春」と書いているPOPや、フラッグが立っているのが目に入ってきた。迎える春と書いて、迎春。 僕は、季節が過ぎる、季節が進む、などの感情があったが「迎える」という気持ちで今まで過ごしたことがあっただろうか、とふと歩きながら考えていた。 主体はあくまで季節ではなく、僕である。僕は季節を迎える立場であるのだ。そう解釈すると、もう少し背筋を伸ばして季節と向き合う必要がある気がした。 去年は庭に一輪しか咲かなかった椿がたくさん蕾をつけている。1年目は咲かず、2

          2023.12.31 03:45