リーグ戦、天皇杯、そしてルヴァンカップという3つのコンペンティションを最後まで争そい、そのうちの1つを掴み取ったサンフレッチェ広島の2022年はあらゆる点において広島サポーターの記憶に残るシーズンだった。 コロナ禍での序盤戦の監督不在。劇的な試合の数々。悲哀と歓喜の2つの決勝。 加えてサンフレッチェ広島における偉大な背番号の正統後継者が出現した年としても記憶されるだろう。それも2人同時に、である。 川村拓夢は森崎和幸、川辺駿が背負った背番号8を、満田誠は佐藤寿人の11番
2019年11月に武漢で発生したウィルスは瞬く間に世界に伝播し、おおよそ人々の生活に関わる全てのものが影響を受けることによってその様式は一変してしまった。人々が生きていく上で、"最も低い優先事項のなかで最も重要なも"であるフットボールも例外ではなく、後にCOVID-19と名付けられたウィルスの影響を大きく受けることになった。 コロナ禍がまだ本格化する前にスタンダードチャータード銀行とリヴァプールのパートナーシップを祝うために作成されたCMは図らずも、現在の危機的状態にあるフ
シーズン中の週末はスタジアム通いにアウェイ遠征と、慌ただしく過ごすサポーターにとってシーズンオフは束の間の休息期間だが、そんなシーズンオフにも楽しみは存在する。その一つが来シーズンを戦う新しい戦闘服の発表である。どんなデザインとなるか、どんな色になるのか、その上で誰のユニフォームを買おうか迷う。そんな楽しみがユニフォーム発表にはある。 サンフレッチェ広島の2ndユニフォームの発表は多くのサンフレッチェサポーターを失望させた。前代未聞の3チーム統一ユニフォームということ以上
2018シーズン、Jリーグ最終節の札幌ドームはACL出場権を争うチーム同士の直接対決と、サンフレッチェ広島に所属する森崎和幸の現役最終試合という2つの重大な意味を含む対戦の舞台となった。 サンフレッチェ広島の森崎和幸がフットボールが"うまい"ことは、エディオンスタジアムに足繁く通うサポーターにはお馴染みだろう。月並みの表現だが森崎和幸という選手を端的に表現する言葉として最も適切だ。 フットボールは11人で戦うチームスポーツであるがゆえに、チームとしての戦い方、そして監督か
「降格したチームに名古屋が入っているということは、Jリーグは恐ろしいリーグだということ。調子の波がうまくいかない時もあるが、ボタンの掛け違いがないように、その時は踏ん張れるように、危機感を持ってやっていきたい。」 2017年シーズンの開幕前から森保監督は危機感を募らせていた。だが皮肉にも指揮官の憂いは現実のものとなり、広島は身をもってその恐ろしさを知ることになる。 https://www.nikkansports.com/soccer/news/1733718.html