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第1冊『多読術』松岡正剛
仕事や学校に行く前に歯を磨くように。服を着るように。寝て起きるように。
読書はもっとカジュアルでいい。日々の生活に溶け込んでいい。松岡正剛はそう言います。
カジュアルでいいのか…今までぼくにとっての『読書』は、なぜか、最後のページまで間断なく読み切ることだった。
となると、一気に読みきれない自分は『読書』も出来ないのかと、自己嫌悪に陥っていた。どうしても肩肘張って、ドット疲れていた。
本を頭からケツまで読み切ることが読書である。ぼくらはそんな強迫観念に取り憑かれていた。
でも人には気分があるわけで、気分によって読書の質や向き合い方は変わるわけで。
電車の中で何気なく読んでいる時の方が、立派な机に座ってコーヒー片手に読んでいる時よりも、集中できるということは少なからずある。
気分によって変わり、シチュエーションによって変わる。生き物みたいなものだと気付かせてくれた。
ある本を読もうとした時に、どんな気分で読んでいいかは選んでいいし、どんな場所、どんな格好で読んでいいかも選んでいい。
ぼくは読書の世界における自由を手に入れた。後は旅を始めるだけだ。
さて、次に読むのは秋山瑞人の『猫の地球儀』。猫がニャンニャン闘うSFらしい。次は『三体』、次は『働き方5.0』、次は『歌うための解剖学入門』、次は…
次が尽きない。
本を読むたび本に触れるたび、『次』が次々と生まれてくる。
どんな調子であろうと、遊ぶように本と付き合っていきたいな。
ではまた。
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