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Open or Close ?〜陽キャと陰キャの物語〜

はじめに

どうも、耳の人です。私、たぶん暇人。
今回は、耳管のお話しです。「ドア開けっ放しのウェルカムタイプ」と「ドアをちょっとしか開けず、目だけ見えてるタイプ」のお話しです。ざっくり言うと、陽キャか陰キャかみたいな。 ✩妄想コーナー始めました。


◎陽キャ「ドア開けっ放しのウェルカムタイプ」→耳管開放症

まずは、耳管(じかん)について。
耳管とは鼻と耳を繋ぐ器官で、通常は閉じていて、あくびをした時などに開く仕組みになっている。

これの機能がおかしくなって、いつでもウェルカム!開きっぱなしになってしまう人がいるんです。原因は、過度なダイエットとか水分不足など諸説あります。

歌手の方がこの「耳管開放症」のため、音楽活動をお休みされているとニュースで知り、耳管開放症の事を調べた事があった。歌っている時に突然発症する模様。歌う時に喉を開くから発症してしまうんでしょうね。今は活動を再開されているようです。開放症は、耳管が開いたまま戻らなくなってしまう。症状として、自分の声が大きく響いてしまう、自分の呼吸音が聞こえる、耳が詰まった感じなどがある。

そして、「耳管開放症」と検索をかけると、その後に「吹奏楽」と続くことがある。吹奏楽部出身なので、気になり、なになに〜と覗いてみると、楽器を吹いていて発症される方もいるとか。
音に深みを出すために喉を開いて音を出すんだけど、ちょうどアクビの喉の形で吹く感じで、その時は耳管が開いていることになる。

楽器を吹いている以上、開放症になる可能性はゼロではないので、ちょっと気をつけよう。

この開きっぱなしを自身で治そうとして、「鼻すすり」をしてしまい、それが真珠腫性中耳炎に発展するという見解をしているお医者様もいる。しかし、これを否定するお医者様もいるので、一概には言えない。素人にはよく分かりません。

✩妄想コーナー〜陽キャの部屋〜✩

クラブ帰りのA子とB美。まだ遊び足りないらしく、ふらふらトンネルの中を歩いている。
A子:「ねぇ、B美。あそこ行ってみない?」
B子:「あ、あそこいつも一瞬しか開いてないお店ー。行く行く。」
A子:「レッツゴー」
A子とB美は開けっ放しになってあるお店へ吸い込まれるように入っていった。
A子&B美:「こんにちは〜」
店主:「いらっしゃいませ。ゆっくりしていってくださいね〜」
店内は、クラブのような空間。ウーハーが鳴り響き、ノリノリの音楽もかかっている。
店内にいる他のお客さんは、どこかしんどそうだ。
A子とB美はキョロキョロしながらカウンターに肘をついて話し出した。
B子:「わー、ようやく入れた。いつも一瞬しか開いてなくて、ずっと入ってみたかったんだよね〜」
A子「ねぇ、なんか声がものすごく響いて聞こえない?」
B子「確かに、なんかすごい違和感があるし、耳がなんか変」
店主「club☆耳管開放症へようこそ!」

         ✩✩✩✩

◎陰キャ「ドアをちょっとしか開けず、目だけ見えてるタイプ」→耳管狭窄症

狭窄症は開放症とは真逆で、耳管が狭くなっていて、鼓膜の内側が陰圧になる。
耳管が狭くなり、そのせいで、通気が悪くなってしまう。
これを放置していると、真珠腫性中耳炎になるパターンもある。

✩妄想コーナー〜陰キャの部屋〜✩

そこは暗いトンネル。友人宅を訪ねたが、扉を1cmくらいしか開けてもらえず、住人は、疑い深く、こちらを見ている。締め切った部屋。換気扇も回っていないようだ。空気が淀んでいる。何か見慣れない生物も住みついているようだ。まるで真珠のような形をしている。 友人はどこか具合が悪そうだ。見慣れない生物に支配されているようにも見える。これはいかん!と無理矢理友人を連れ出した。支配していた真珠の形をしていた悪魔を駆除業者に全部退治してもらった。すると、友人は別人のように元気を取り戻した。友人宅は、清掃会社にお願いしてキレイにしてもらってピカピカ。新鮮な空気も流れている。元気になった友人からは「ありがとう」とニコニコしながら扉全開で感謝の言葉を伝えられた。すぐ閉じられたけど。

         ✩✩✩✩

妄想って楽しいですね。
物語を創作するのも。

私はどちらかというと陰キャタイプで
狭窄症の方が受ける治療もしていた。
「耳管通気」といって、耳管の通気を良くするために、鼻から耳に空気を送る治療法。 
これが、手術前は全然空気が送れていなかった。
術後は空気が通るようになり、今はこの治療は行なっていない。

今、「ごめんください」と言われれば、やっとドアを開けることができるようになった。速攻閉じるけど。

Open or Close ?

開放症と狭窄症は全く逆の現象。でも症状が似ていたりもする。
同じ患者さんでこれらを交互に繰り返している方もいるそう。

終わりに

「開放症」と「狭窄症」は、真逆の現象なのに、似ている症状があったり、調べれば調べるほど「?」が浮かび、「耳」の沼にはまっています。抜け出せない。
どちらも真珠腫性中耳炎になる可能性があるようなので、みなさま、お気をつけください。

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