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【197】「大薬王樹」枇杷の新茶を作りました 2024.4.12
1 枇杷の効能、枇杷茶の効能
古来より枇杷は様々な薬効で知られ、仏教経典では万病を治す大薬王樹と呼ばれているのだそうです。
実、葉、種子、根などすべてに薬効があるそうですが、中でも、枇杷の葉(琵琶葉)には咳を鎮めたり、痰を除いたり、胃を丈夫にしたり、体の余分な水分を排泄したりする作用があるそうで、実際、のど飴に入っていたり、辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)という漢方薬に配合されて、鼻づまりの解消や鼻の炎症を鎮めるために用いられたりしています。
そして、そんな枇杷の葉で作ったお枇杷茶は、咳止め、疲労回復、食欲促進などの効果がある他、抗肥満作用、つまり脂肪を分解する作用があると言われています。
枇杷なら我がプチ果樹園にも植えてあるので、それほど体にいいならと枇杷茶を作ってみることにしました。
2 「枇杷の若葉の煎茶風」の作り方
枇杷茶は生の葉をそのまま煎じてもよいし、葉をバリバリになるまで乾燥させてから砕いてそれを煎じてもよいそうです。
枇杷茶に用いるのは2-3年ものの古い葉がいいそうで、今日12日に沢山採ってきたので、これから干しにかかろうと思っています。
一方、今は柔らかい新葉が出てきているので、これを生かしたお茶も作ってみようと思い、作り方としては、煎茶の作り方を踏襲してみることにしました。
①枇杷の若葉を採取して
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②よく洗ってから、適当な大きさにちぎります
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③これを鉢に入れてラップをし、レンジで2分ほど蒸し、揉みます
④お皿に広げて、レンジで2分間チンしたあと、揉みます
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⑤チンして揉むのを3-4回繰り返し乾燥させれば出来上がりです。
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⑥飲むときはお茶パックに入れて使います
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⑦急須にお茶パックを入れて熱湯を注ぎしばし待てば枇杷若葉の薄い金色のお茶が入りました。
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3 枇杷茶の味は
枇杷茶の味は、さっぱりとくせがなく、飲みやすい味で悪くないというのが家族内での評価でした。
お湯を注ぐだけだと、ちょっと味が薄いので、しっかり煮出すのも試してみようと思います。
古葉は焙じ茶風にする予定です。完成したらまた続報します。