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【251】 グリーグ : ピアノ協奏曲 イ短調 :Eva Knardahlさんのピアノで2024.10.18
1 グリーグ の ピアノ協奏曲
エドヴァルド・ハーゲルップ・グリーグ(Edvard Hagerup Grieg )はノルウェーの作曲家であり、1843年6月15日に生まれ、 1907年9月4日に64歳で亡くなっています。
グリーグはロマン派音楽の一部である国民楽派の作曲家として知られており、ノルウェーの民族音楽から強い影響を受けているそうです。
そうした点で、同じ国民学派とされるチェコのドボルザーク(1841-1904)やフィンランドのシベリウス(1865-1957)などと近い立ち位置にある作曲家と言えるでしょう。
グリーグの作品にはペールギュント組曲などがあり、その中の「朝の気分」は誰もが聴いたことが有るのではないでしょうか。
演奏はヴァーツラフ・ノイマン指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団です。
北欧の朝の冷涼な空気感が爽やかな美しい曲だと思います。
そんなグリーグの作曲したピアノ協奏曲は、チャイコフスキーやシューマンのピアノ協奏曲と並んで、数あるピアノ協奏曲の中でも最もよく知られ人気の高いプログラムの一つであるように思います。
2 名演の数々
それだけの有名な曲であるので、本当にたくさんの演奏がなされており、YouTubeでちょっと探すだけでも錚々たる名手たちの名演の数々に行き当たります。
順不同でいくつか紹介します。
いずれも立派で魅力的な演奏だと思います。
3 リヒテル-マタチッチの演奏
こうした名演の中でも、僕が第1位に押して愛聴していたのは、スビャトスラフ・リヒテルのピアノ、ロブロ・フォン・マタチッチ指揮による演奏です。
ユーチューブの解説の中で、リヒテルさん自身がとてもこの演奏を気に入っていると語っておられるように、生気に満ちて、スケールが大きく堂々としたドラマチックな演奏で、この曲の最高の名演と言ってよい素晴らしい演奏だと思います。
3 Eva Knardahlさんの演奏
エヴァ・クナルダール - Eva Knardahl (ピアノ)
リトアニア国立交響楽団 - Lithuanian National Symphony Orchestra
テリェ・ミッケルセン - Terje Mikkelsen (指揮)
この演奏に出会ったのは本当に偶然のことでした。ある人がこの演奏のCDを会社に持ってきていたのです。
机の上にポンと置いてあったそのCDを見て、グリーグのピアノ協奏曲とあったので、ちょっと貸してよと借りて昼休みに会社のパソコンに入れてヘッドフォンで聞いてみたのです。
ピアニストも指揮者もオーケストラも聞いたことがなく、全然期待することなく聴いてみたのです。
そうしたらそれが驚くほど良かったのです。
何と言ったらいいのでしょう。演奏者と作曲者の距離が近しいのです。
例えて言えばドヴォルザークであればチェコフィル、ラベルならパリ音楽院が演奏すると他のオケとは全然違ったものになるということがありますがそれと同じような感覚があるのです。
生まれたときから聞いている祖国の音楽。
音楽を演奏者が、自分のものとして自負と誇りを持って演奏しているというそんな感じがしたのです。
今回改めて聴いてみても、その感覚は変わりませんでした。
自由で自在でありながら、音楽の個々のピースがあるべき位置にぴったりはまっているというのか、
オケとピアノのバランスが見事で、一体となって前へ前へと進んでいく感じが実に壮快で気持ちがよいのです。
この演奏のピアニストについて、もしやと、ある確信を持って調べてみるとピアニストのエヴァ・クナルダールさんというかたは、やはりグリーグと同じノルウェー出身の方だったのです。
それだけでなくこの方はグリーグのピアノ曲の全曲をCD化した世界初のピアニストであったのです。
グリーグの音楽が完全に血肉になっている、そんな方だったのでした。
グリーグのピアノ協奏曲の最高の演奏はどれかと尋ねられたら今の自分はこの演奏を押します。
皆様はどのように感じたでしょうか。コメントを待っています。