【82】富士山の傘雲 2022.10.17
富士山の傘雲は時々見かけます。でも、その時カメラを持っていないと、取りに帰ったりしている内に消えてしまうので中々撮影は難しいです。
今回はちょうどよくカメラを積んでいるときに出会えたので撮影することができました。
撮影開始から3分程度ですが、どんどん雲の形が変わっていくのがわかると思います。
富士の傘雲は、西風が強くて上空を湿った空気がどんどん流れてくるときに、風が斜面にぶつかり上昇するときに雲ができ、風下側の斜面で降下するときに雲が消えていくという現象が連続的に繰り返されることで傘型の雲ができるのだそうです。傘雲は止まって見えますが、次々に新しい雲に置き換わっているのですね。そしてまた傘雲を見たときは風下側(富士の東側)をさがしてみてください。
富士山を乗り越えた風がその後方で上下に波打つことで発生する巨大なUFOのようなつるし雲をかなりの確率で見ることが出来ます。
傘雲が出るときは湿った空気が流れ込んで来ている時なので、お天気は下り坂と言われます。
実際この日は雨になりました。