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【109】本の話:面白過ぎる!「スタンダップダブル」小路幸也さん 2023.2.6

【84】で小路幸也さんの「国道食堂」を紹介しました。この本がとてもよかったので、その後図書館で小路さんのコーナーを漁って「花咲小路」や「マイディアポリスマン」のシリーズなどを読み、すっかりファンになってしまいました。
 そして先日借りてきたのが「スタンダップダブル」です。
 これ、野球の本なのです。北海道の今まで碌に勝ったこともない弱小公立高校の野球部が甲子園を目指すという、言ってしまえば「タッチ」みたいな、今までいやというほど書かれてきている類型的パターンの野球小説なのです。
 実をいうと私は野球が大好きで、今でも草野球を続けており、甲子園ものの小説も漫画も見つけると必ず読んで、多少出来が悪かろうと皆面白く読んできました。
 そんな私ですので、小路さんが野球小説を書いてくれたなんて、もう楽しみで楽しみでホクホクして借りてきて、すぐには読まずちょっと寝かせておいていたのですが、昨夜の11時半過ぎ、寝る前にちょっとだけ様子を見ようと本を開いたのが運の尽きで、あっという間に引き込まれてしまってページを繰る手が止まらず、上巻の2/3くらいまで一気に読み進んでしまったのです。
 このままでは徹夜になってしまう、それにそんなにすぐに読んでしまったら勿体なさすぎると本を置いて眠りに就くことにしたのです。
 でも結局、無駄な抵抗というもので、この先どう展開するのかストーリーを追って、今日結局最後まで読み切ってしまいました。
 内容については触れませんが、小路さんの書いた野球小説、面白くないわけがないです。「国道食堂」同様、読むと力が湧く本です。
 

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