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【272】痛恨!「湯治場ほたる」閉館 2025.2.9
御殿場「時之栖ホテル」に泊まった時に色々関連のイベント資料を見ていたら、悲しいニュースを見つけてしまいました。
私の記事【184】で紹介させていただいた時之栖グループの「湯治場ほたる」が、実は昨年2024年12月27日をもって閉館になっていたのでした。
【湯治場ほたる】閉館のお知らせ | 時之栖
衝撃です。
ただただ残念でなりません。
超豪華ホテル「船原ホテル」が火事で廃業となり大分経った後に、その温泉の泉質の素晴らしさに惚れ込んだ時の栖グループが、外装にも内装にも、ほとんど手を加えず、最小限の整備をしてほとんど廃墟のままのような状態で、サウナもジェットバスもレストランも何もなく、あるのは半露天の広い大浴場のみというユニークさで2003年11月にオープンしたのです。
でもその大浴場の吹き抜けの窓から入ってくる光と風と、隣を流れる渓流の音を感じながら、「熱い」「ふつう」「冷たい」の三つに仕切られた大浴場で手足を伸ばし、石のお地蔵さんと一緒に漬かっていると、すごく心が安らぎストレスがほどけていくのでした。
僕は特に冷たい風呂が大好きで、ちょっと熱い風呂に入っては冷たい風呂に戻ってぼうっとするのを繰り返していると、それだけで何時間でも入っていられるのでした。
「ほたる」には昨年1月に行ってすごく気に入ってしまい、以来、6、8、10月と計4回行きました。
最後に10月末にも行ったのですが、定休日で入れず、それきりになってしまったのが心残りです。
もっと前に知っていたらとも思います。
こんなに今時らしくない不思議な奇跡の様だった温泉が無くなってしまうのはほんとうに惜しく、寂しいです。
でも、出会えたこと、その思い出を持てたことを幸せに思うべきなのかもしれません。
時之栖さんには感謝です。
いつか、何らかの形でこのお湯が復活することを祈ります。