【111】本の話:「菓子屋横丁月光荘」と「活版印刷三日月堂」ほしおさなえさん 2023.2.12
図書館でふと「菓子屋横丁月光荘」という本が目に留まり興味を惹かれて借りて帰り読んでみました。小江戸川越を舞台にしたちょっと不思議なシリーズの第1巻です。
こんな風な、小さくてしんと静かで優しくて不思議な物語っていいなあと思います。登場人物が皆魅力的で知り合いになれたらと思う人ばかりです。中でもお気に入りはべんてんちゃんです。かわいくて元気で前向きで真直ぐで思いやりがあってあっけらかんと明るくて、青春時代にこんなこがそばにいたら幸せだったろうなと思ってしまいました。そしてまた私は大学は理科系で電子工学などを学んだのですが、ほんとうは文科系に入りたかったのかな、そしたらどんな人生を歩んでいたのだろうかなどということを考えてしまいました。
ほしおさんの川越を舞台にしたもう一つのシリーズ「活版印刷三日月堂」も一緒に借りてきたのですが、こちらもとても面白くてワンダーランド川越に住んでみたくなりました。
ほしおさんはお月様が好きで、宮沢賢治が好きで、俳句が好きな方のようです。なんか私と話が合いそうです。もしお会いすることができたら月光天文台のことを教えてあげたいですね。そしたら喜んでいただけるかなと思ったりしています。(月光天文台については【75】を見てください。)
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