2024.08.21

誰かのいつかのnoteに登場して気になって速攻Amazonで購入した、小川洋子の小説「ことり」を読み始めた。装丁が可愛かったので単行本で購入した。また本棚が溢れる。
この間まで読んでいた「深夜特急」はまだ3巻の途中なのだけど、実家に持って帰ったら紛失してしまった。部屋のどこかにはあるはず。おすすめしてくれた肩にかかるくらいの髪のギター弾きの彼は元気かな。

「ことり」は読むと同時に澄んだ空気でいっぱいになって、晴れているがちょっとくすんだような色彩の、そんな映像が流れてくる小説だ。言葉もすんなり読み取れるもので、かつ、おもしろみを少々加えているところが好みだ。言葉も難解ではないが単純ではなく、日本語としてもおもしろく読める。まだ数ページしか読んでいないがはやく続きが読みたくて仕方ない。会社の始業時間までの15分の隙間時間に読むべき本ではなかった。

「尾羽」という言葉が出てきて「おばね」と読むのか、もしかすると「おば」、なんちゃって「びば」かもしれないと疑い深くなってメモした。9時の始業のチャイムが鳴ってからGoogleの検索履歴が残らないゲストモードで検索するとやはり「おばね」だった。「おは」とも読むらしいがそのときは「尾と羽」の意味になるらしい。

「尾羽」を検索して引っかかったサイトの見出しに
「第1回 まずは、初列風切と尾羽だけを覚えよう!」とあった。

覚えよう?初列風切??

そのサイトを見てみると、

鳥の羽には種類があるらしい。バードウォッチングについては無知であったのでとても興味深い。
「初列風切」はしょれつかぜきり?しょれつふうせつ?
次にググったのは「初列風切」

これは「しょれつかざきり」と読むらしい。私の好きな四字熟語第1位に躍り出た。ちなみにそれまでは「起死回生」だった。字面と語感がよい。

そして引っかかったサイトの見出しにあった「風切を見分けよう(初列か次列か三列か)」


え!初列か次列か三列か?!
急に鳥の構造に詳しくなった。子供の頃に知ってたらこれを自由研究で調べたかった。こどもがいたら、鳥の生態をテーマにすることを勧めよう。

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